Find you again.＊JK＊ (ページ40)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:80,977 hit

40.JK-また探す？ページ40

.

あれからまた数年が経った。

その間も少し休日があれば

Aに会いに行ったりした。

関係？

あの時のまま。

付き合ってはいない。

きっとそうなれば

お互いが離れたくなくなるから。

キスも短く、触れる程度のを....たまーに。

ほぼ頬っぺにポッポだけど。

しかもA。

頬っぺにポッポくらいじゃ恥ずかしがらない。

俺はそこそこ恥ずかしいのに。

A『オッパは免疫なさ過ぎなんだよw。

ま、私は頬っぺにポッポされる挨拶の環境下に居たし...。

てかオッパもそろそろ慣れてよ！

こんなに可愛くて、美しい、Aさんが

ポッポしてあげてるんだから！』

ウィンクしてエヘヘヘヘって変な笑い方をした。

Aのテンションが

元通りになっただけでも俺は嬉しい。

メディアはもうAの事なんて

忘れたみたいにAの名前も報道もしなくなった。

『じゃ、また来るわ。

なんか新型の肺炎とか流行ってるから気を付けろよ？』

そういうと

A『わぁ。オッパが父さんみたいな事、言ってる！』

って手を叩いて笑った。

かと思えば寂しそうな顔をして...

A『オッパ。もうココに来ても、私は居ないよ？』

なんて言い放った。

『は？な、んで？』

A『理由は言えない...。

とにかく！居ないから！

あれだよ、日本の映画の...男はつらいよ的な？』

いや...すまん、その映画...わからない。

A『ふふっ。また...私を探してみて？

オッパがまた見つけてくれた時には....

もう少し強くなってみせるから...。』

そう言って部屋の外に押し出された。