Find you again.＊JK＊ (ページ20)

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20.You-ニックネーム？ページ20

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ヴィクトリアシークレットのショーに出てから...

本当に私のモデル人生が変わったみたいに

忙しくなった。

今までなかったピンでのファッション誌の撮影、

ハイブランドからストリートブランドの

コレクションのモデルまで務める事になった。

ブランドのアフターパーティーに顔出しすれば

カメラマンが群がってくるようになった。

何故かキャッチコピーも付けられていて

《Korian Angel》と言われるようになった。

エンジェルって...そんな大袈裟な...と思ったけど、

ヴィクトリアシークレットのショーで

仲良くなったトップモデル達からも

ピッタリのネーミングだといわれた。

忙しくなったとは言え、

学業も疎かにする訳にはいかない。

テストでは、なんとか中の上をキープ出来てるから

安心といえば安心だ。

『オッパ、まだ来ないのかなぁ...』

いつもの屋上。

来週、ミラノでプラダのコレクションに出るから

ウォーキングの練習をしていた。

JK『なに？またコレクション？』

振り返ると屋上のドアに寄り掛かり、

腕を組んで微笑んだグクオッパがいた。

『うん。来週ミラノ。

1週間、帰ってこれないらしい。』

JK『らしいって。人ごとみたいな言い方だなw』

『そりゃぁ...ねぇ？

いきなり忙しくなったんだもん。

未だに自分のスケジュールとか分かんないもん...。』

手を後ろで組み、足下を見ると

グクオッパが近付いてきて

JK『忙しいってのは良い事だ！

その忙しさにもいつか慣れるから...頑張んな？』

私の頭を少し乱暴に撫でて笑ったオッパ。

ピンク色のふんわりしたフィルターが掛かったのは

気のせい？