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V liveを終了すると
ヌナが勢いよく抱きしめてきた。
まだみんな居るのに...。
めちゃくちゃ泣いてるから、
かろうじて俺の名前を呼ぶ声しか聞き取れない。
『めっちゃ緊張した?』
背中をポンポンしてあげながら聞くと
コク...コクコクと頭を縦に振った。
きっと緊張が解けて...
メンバーの言葉、アミ達を想って、
こんなに泣いてるんだと思う。
『テヒョン...ありがとうっ...
それにみんな頼もしくて...
ホント、良い "家族" だね...。』
今更だけど良かったね、良かったねテヒョン。って
俺の頬に手を当てて微笑んでいた。
『なんか妬くなぁ...みんな、帰ろうぜw
あ、明日に備えて今日はみんな
宿舎に帰らないから。』
そう言ってユンギヒョンを先頭に
みんながヌナに手を振って部屋から出て行った。
...と思ったけど
『テヒョン!
...寝れないコースだと思うけど
...遅れてくるなよw!』
うふふって糸目で笑って逃げてったジミン。
『なんか...みんな...もうっ...!』
頭を抱えて赤面したヌナ。
.
事務所から出るとまだ居た記者達から
フラッシュを浴びせられた。
宿舎に入り、無視していたスマホを見ると、
留守電にジウヌナからの伝言が入っていた。
【私のAを...
もう悲し涙を流させないでよね!?
ちゃんと...幸せにしてあげて!
テヒョン君も、幸せになりなさい!】
それをヌナに聞いてもらうと
『ジウ...なんかお母さんみたいだねw』って笑った。
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作者名:ナイン | 作成日時:2019年12月3日 17時