俺とヌナのストーリー＊TH＊ (ページ27)

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《テヒョン。本当にありがとう...

これからは私が...

テヒョンを全力で守るからね。》

そう言われた気がした。

俺の髪をふわふわと触って。

頬っぺにポッポして...。

そうされた気がした。

『.......ョン、テヒョン、起きて？』

『.........ん、あ...出来たの？』

『うん。読んでもらえる？』

俺の横に立っていたヌナ。

コクンと頷くと俺の方に

PCの画面を向けてくれた。

【私、AはBTSメンバー、キムテヒョンさんと

真剣にお付き合いさせていただいております。

実を言うと彼が高校生の時から交際しておりました。

数年間、彼は私を守ってくれました。

私のせいで彼に深い傷を負わせてしまった事、

また彼を応援してくださってるファンの皆様にも

ご迷惑をお掛けしてしまった事、

深く反省しております。】

『ヌナぁ？俺、別に傷付いてないよ？』

俺の膝をトントンと叩くと

『ん？』と首を傾げたヌナ。

後ろに向かせてお腹に手を回して引っ張り、

膝に座らせた。

ヌナのお腹に添えた俺の手に

ヌナも手を重ねてきて、

親指で俺の手の甲を撫でながらヌナは

『私が顔出ししなかったせいで...』

『もぉーいいって！もう過去の話し！

...今この瞬間をヌナと一緒に過ごせてるから...

昔の事なんて忘れちゃった！』

イヒヒっと笑うと膝に座ったまま俺の方に向き

ギュッと抱きしめてくれた。

『テヒョン、、色々聞きたいことあるけど...

迎えに来てくれてありがとう...。』

グスンと鼻を啜りながら呟いた。

『ううん....俺こそ、待たせてごめん。

本当なら...もう少し早くに

迎えに行こうって思ってたんだけど...。』

そう言うと俺の腕の中で

フルフルと頭を横に振った。