俺とヌナのストーリー＊TH＊ (ページ31)

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ユンギヒョンの言葉に、

みんなを見て微笑んだヌナ。

カメラを見て

『付き合ってる人に裏切られた経験が

ある人なら分かると思いますが...

本当に顔も見たくない、とか...

私がダメだったのかな、とか...。

彼を責めて...自分を責めて...。

いつしか...彼だけを責めるようになってたんです...

テヒョ、、

Vさんが私を守るためにした事だって...

メンバーのみんなに教えてもらった時、

あぁ...私ってなんて醜いんだろって...

自分だけが被害者ズラして...

本っっ当、大馬鹿者だって思ったんです。

会う資格なんてもう無いと思いました。

...でもライブでの彼を観たり...

彼が居ないはずなのに、彼の声が聴こえたり...

仕事で韓国に戻ってきた時に...

彼の話し声をたまたま聴いたり...

日本での私のサイン会に彼が来てくれて...。

人間って、いや...私って欲まみれの人間だから...

今度は私が彼を守るんだ、とか...

またもう一度やり直したいって思うようになって...

本当、最低ですよね。』

溢れた涙を親指で拭き取り、

頑張って笑おうとするヌナ。

思わず手を握ってしまった。

『テヒョンは...皆さんが知っての通り、

素敵で、みんな想いで、強くて、

中身も本当カッコよくて...。

だから...これからも彼を応援してください、

愛を注いでやってください、お願いしますっ...』

テレビ出演の時は笑顔のヌナだけど...

このV liveを通じて号泣するヌナ。

『ヤー、ヌナ号泣じゃーん！』

ヌナの後ろから顔を出して

着ていた服の袖で、涙を拭いてあげてるジミナ。

『この場できちんとみんなに伝えたヌナだって

素敵で、強いじゃん。』

笑って言うユンギヒョン。

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スゥ...と空気を吸い込み、

今度は俺が話し始めた。