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高校入学して数日後。



私服に着替えてヌナの家に向かう。








チャイムを押すと知らない女の人が出てきて。








『Aさんは?』と聞くと





『あぁ!先輩なら実家のあるソウルに帰りましたよ!』と言われ...







暫く立ち直れなかった。







どうして何も言わずに居なくなったの?




どうして連絡一つしてくれないの?




と思ってみたが......



俺は俺で通う高校すら行ってないし...




連絡もわざとしてないし。









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『なに?テヒョン。そんな寂しい顔して。


あ、これ特別に貸してあげるから読んで!


元気出して!』







隣の席に座る女子に



今流行っているらしい小説を渡された。






文字ばっかって退屈なんだよなぁ...





その本の表紙を見つめていると




作者はヌナと同じ名前、Aという人だった。









苗字は無く【A】とだけ。








横を通り過ぎる女子からも



『あ!それ超いいよ!ヤバいよね〜♪』と。








机に立て肘をついて読み始める。





あー...やっぱり俺の苦手なやつ....








でも。








1ページ読むと面白くて。






借りて3日後に返すとビックリされた。






それから俺はAのファンになった。









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俺には歌手になりたいという夢があった。







ある日、その夢とほんの出来心で




大邱で行われたオーディションに足を踏み込んだ。





それがヌナとまた会えるきっかけになるとは知らず。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ナイン | 作成日時:2019年12月3日 17時

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