あなたと私のストーリー＊TH＊ (ページ35)

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35.ジミン君の投稿ページ35

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コートの袖でポンポンと涙を拭く。

夜空を見上げて、深呼吸して。

帰ってお風呂に入って寝よう。

綺麗な夜桜に笑みが漏れ、

一歩二歩と歩き出す。

『ヌナっ！！』

何故かネコを見た私...

それから周りを見渡す。

あの声は間違いなくテヒョンの声...。

でも少し遠くに花見客がいるくらいで

テヒョンらしい姿が見えない。

きっと疲れてるせい、

テヒョンが恋しくなっているせい、

ネコがテヒョンとダブったせい.....

『私も人間なんだから.....

いつまでも待てないよ？』

尻尾をフリフリとして去っていくネコの背中に

私の気持ちを伝えて。

お風呂から上がるとスマホが鳴っていた。

私をオンニと慕ってくれる舞ちゃんからだった。

『オンニィィィ！

さっきTwitter観たら、

私の推しがセルカ上げてたんですぅぅぅ！』

『ふふっ、ジミン君が？』

『それだけなら電話しませんよぉぉ！』

いや、酷くない？それ.....

『オンニの家の近くの公園が

バックに映されてたんですぅ！』

すぐ場所が特定されて荒れてます！って。

あとは次のライブは韓国に研修旅行に行くんで

チケット取りませんよ！と。

電話を終わらせてTwitterを見れば

桜の木の前で寄り添い

指ハートをするジミン君と......

テヒョン。

#JIMIN #日本に遊びにきた #待っててね

なんだ....

結局、公園に行ったんだ....

複雑な気持ちのまま苦笑いをした。