あなたと私のストーリー＊TH＊ (ページ29)

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29.真相ページ29

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『実は...追っかけられるのは俺らもなんだけど、

パパラッチがテヒョンをコソコソ追っかけてて。

奴らって執着心が凄いから...。

"テヒョンがある女性と付き合ってるみたい"

から探られまくって、

それがヌナだって事が分かって、

ヌナを調べたら小説家やってるAって。

結局、2人並んでる写真は撮れなかったらしいけど、

高校時代のツレに証言もらったらしくて。

パパラッチがテヒョンに

"Aヌナの顔をバラされたくないなら、

2人の関係をファンに知られたくないなら、

ウチで用意する新人アイドルと

付き合ってる風な記事を書かせろ"

って脅したんだ。

そうすれば...ヌナの事は記事にしないって。』

『ヌナ......』

ジミン君がブランド名が書かれている

パーカーの袖で

私の瞳から流れる涙を拭いてくれた。

『....私を、、守るため？』

コクンと頷くユンギ君。

『僕の親友さん、

どこかのお姉さんが好き過ぎるから。

顔出しした時なんて怒ってたよぉw。

でもね.....

"俺も頑張るからヌナにも頑張って欲しい"

"いつか絶対ヌナを迎えに行く"

が口癖だから....待っててあげて？』

『迎えに行く...か。』

そう呟いた瞬間、ユンギ君のスマホが鳴った。

『噂をすれば.......

もしもし。どうしたテヒョン？』

テヒョン.....

電話の向こう側で話してると思うと

胸が痛い...

『今？

あー...

ジミナとお前が飲めないコーヒー飲んでる。』

ふふっ、まだ飲めないんだね......

『え？いや、来なくていい、もう帰るから。

.......あぁ、ラーメン食いに行こうw。

じゃあ後で。』

『テヒョンが呼んでるなら

2人とも帰らなきゃだね。

....私、先に出るね。

これ、コーヒー代。』

財布から3人分のお金を出す。

『ヌナ、要らないよ～。

僕が呼んだから僕の奢り！』

ジミン君がお金ごと私の手を包み

優しい笑顔で押し返してきた。