あなたと私のストーリー＊TH＊ (ページ22)

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22.勇気を出してページ22

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ココアを飲みながらテヒョンは

ある事を話し出した。

小さな芸能事務所で練習生をする事。

将来は歌手になる事。

少し恥ずかしいのかモジモジしたり

声が少し小さかったり。

『俺....なれると思う？』

また上目遣い....

『絶対なれるよ。美少年だし、声は素敵だし、

人柄もすごくチャーミングだし、』

私にだって小説家になれたんだから。

だから彼もきっとなれる。

素敵な夢....

微笑んで応援するよと伝えると

顔が近付いてきて、

ありがとう.......

と囁いて優しくキスをしてきた。

非常に甘い雰囲気。

私の家だから私が誘うべき？

ガツガツした女だと思われる？

最悪、嫌われて...

さようならコースかな....。

自分と格闘した末、勇気を出してみた。

『お風呂...入ってくる？』

目線を落として

弟の着替えで良かったら出しとくよ？と言うと

『実はね、友達の家に泊まるからって

親に言っちゃってて...』

あぁ、友達の家に行くんだ...

やだ恥ずかしい...

頑張って笑おうとしたら

『だから....今日はここから帰らない。

帰りたくない。ヌナと一緒にいたい。

...........いい？』

時が止まった感じがする。

コクコクと頷きお風呂に案内した。