37-彼女と2人っきり。 ページ37
You side
韓国旅行最終日の前日、急に泳ぎたい欲に駆られプールに行こうと思った。
でも韓国のプールがイマイチ分からなくて…。
韓国で水泳…と考え込むと以前、泳いでる動画を上げていたジョングクを思い出した。
【グク！オススメのプール教えて！】と電話すると【ちょうど行こうとしてた所！すぐに地図送るわ〜】と電話を切り、送られてきた場所へと向かう。
着くとロビーにグクが居て、私はフロントで水着を買った。
ロッカールームで着替えてプールサイドに向かおうとドアを開けると…
いいカラダをした筋肉うさぎさんが準備体操をしているわけで。
グクに近づきながら…目のやり場がなくて。
直視ってかなんならガン見して「ありがたや〜」って拝みたいけど、鼻血出そう…とゲスな自分と格闘してると、いきなりグクに抱えられてプールに投げられた…(o_o)
なんで⁉と聞くと百面相してたから…と…( ﾟдﾟ)
その後、真面目に泳ぎ、休憩するためにプールから出ようとしたら【A…】と呼び止められ近づく彼を待つ…
真剣な顔で【そろそろ本名と生まれ年、プライベート用の連絡先、教えてよ…】と壁ドンならぬプール壁の壁ドン(←分かってくださいっ)をされた。
【次…会ったらね…】と逃げるように顔を背けると顎クイされて目線を合わせられた…
絶対、顔が赤くなってるはず…目をギュッと閉じた。
ーーーーーーーー
ジョングク side
2人きりを良いことにAに意地悪したいと思ってしまった。
Aを抱えてみると、軽さ、柔らかさ、優しく甘い匂いに"あぁ…女の子なんだな…"と痛感した。
綺麗にクロールする彼女に【経験あるの？】と聞いたら【6歳から12歳まで泳いでた(^^)】と。
その後は2人真剣に泳ぎ、プールサイドに上がろうとした彼女の後ろ姿が妖艶すぎて思わず彼女の名前を呼んだ…
俺たち、もう仲良くなっただろ？そう気持ちを込めて本名、生まれた年、プライベートの連絡先を教えてとお願いした。
【次…会ったらね…】
はぐらかされたと思ってイラッとして…
気付けば乱暴に俺を見させるように顎を掴んでしまった…
目を瞑り、赤面するAの顔を見て…
彼女の唇に目が行き…俺も赤面せずにはいられなかった。
何やってんだ…俺…
彼女を残し、プールを後にした。
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作者名：ナイン
| 作成日時：2019年9月3日 17時
