32-ハリウッドデビュー? ページ32
カレと別れてから通うようになったキックボクシングジム。
そこで仲良くなった人が数人いる。
その中でいつも私に声を掛けてくれるおじさんがいる。
私のお父さんくらいの年齢の少しお茶目なジョン。
師匠のファンらしく、師匠とライブをした動画を観て私の存在を知ってくれていた。
デビューしてからジムに行くとジョンがいて
『なんでデビューする事、教えてくれなかったんだよ〜!』と肩を掴まれ体をグァングァン揺すぶられた…よ…酔う…
2作目のMVを撮るにあたり髪を暗めの茶色に染めた私を見て、ハッ!とビックリされ『いや〜…化けたねw』と言われた。
実は僕…映画監督やってるんだ…と正体を明かされ、
『Aに出演してもらいたい。1作目のMVを観て、キックボクシングしてる姿を見て、今のこの髪色…この役は君にぴったりだと確信した。僕を助けると思って…やってくれないか?』と言われた。
どんな役?と聞くと日本から渡米したエリート女性警官の役で、特殊潜入部隊、ほぼ笑わないクールで冷徹な役柄だと…
君にはアクションメインでやってもらいたいと言われた。
MVを撮ってから俳優というジャンルにも興味が湧いてたので、とりあえず師匠に相談する事にした。
師匠は食い気味で『おう!やれやれ!銀幕デビューしてこいっ!目指せアカデミー賞!』とものすごいやる気に満ちていた…w
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33-銀幕デビューした彼女→←31-2つ目のMVと3つ目のMV。
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作者名:ナイン | 作成日時:2019年9月3日 17時