彼女はアーミーな同業者 (ページ22)

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22-彼女をライブツアーにご招待ページ22

師匠『あ！あ、あ、あ、あ、あ！3日後、昼から俺と出掛けるぞ！デート！デート！』

えぇ…師匠とデートぉぉぉ…と気にくわない感じで返事をした。

デートってなんやねん…って思いながらコーヒーを淹れ、自分の作業室に向かった。

3日後。着いたその先は…

『ビーティーエスやん…待って、Myアミボム持ってきたかったのに‼』

師匠に訴えると『買ってあげるやーん』って代金を渡してくれた。

個室みたいな所に通され…

感激している間に開演…！

まさか初参戦でこんな贅沢な場所から観れるなんて…

キラキラ輝く無数のアミボム。

アミボムを振りながら泣いてまうやつやん…

片手で口を覆いながら号泣する私の横顔を動画で撮る師匠…

いや、SNSにアップしないで～(；▽；)

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ジミン side

ライブ終了後、セルカを撮っていたらアオキ兄さんとAが控え室にやってきた。

YG【顔が凄いことになってるぞ？w】

言わないで...と恥ずかしがるAにキュンとした。

きっとキュンとしたのは僕だけじゃない。

みんな優しい目つきでAを見ている。

なるほど。。。みんなライバルって事か。。。

ここは先手を打っとかないと…。

【A！DJデビューしたんだってね！おめでとう！】

続けてみんなもおめでとう～！と祝福した。

『良かったな！みんなにそう言ってもらえて！』と言いながらアオキ兄さんはAの肩に腕を回してグッと引き寄せ、Aは兄さんのその腕の手首あたりを掴み、兄さんの方を見て微笑んだ。

心臓をギュッと握られた、そんな感覚がした。

忙しいな…僕の心臓…。

アオキ兄さんとAはそんな関係じゃない、師匠と弟子だ。そう思うのに、兄さんに嫉妬してしまったようだ。