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玲「昨日はどこか出てたんですか?」
『はい!打ち合わせがてら、あらん君の家に』
玲「なるほど、良い打ち合わせになったみたいで良かったです」
『…??』
玲「今日のAさん、いつもより顔が明るいから」
次の日、玲於さんと一緒に社食ランチをしながら昨日のことを思い出す。
『あらん君、さすがリーダーですね。いろいろ助けてもらっちゃいました』
玲「昨日?」
『ですです』
昨日あった事や、決まった事を玲於さんに報告する。うんうん、って、優しく聞いてくれる玲於さん。なんだかおかしくなって笑ってしまった。
玲「…何笑いですか」
『ふふふっ、すみません。玲於さんが嬉しそうに聞いてくれてるから、なんだか温かい気持ちになりました』
玲「Aさんの話ならなんでも嬉しそうに聞ける自信ありますよ」
『本当ですか?』
玲「今も頬にご飯粒つけながら一生懸命話してて可愛いなあって見てました。」
『えっ、うそ!』
恥ずかしい!急いで頬を隠してご飯粒を探す。
その様子をクスクスと笑いながら見ていた玲於さん。
『私今日パスタだからご飯粒なんてつきません…』
玲「へへへっ、ごめんなさい笑笑」
『玲於さん、いつも優しいのに今日はイジワルだ』
基本的には砂糖漬けにでもされるんじゃないかと思うくらいに甘々なのに、たまーに顔を出すイジワルな玲於さん。
唇を尖らせながらパスタをくるくるを巻けば、未だに可笑しそうにクスクスと笑っている。
玲「優しすぎても飽きられちゃうかと思って」
『飽きませんよ、どんな玲於さんでも飽きない自信があるので』
パスタを頬張りながらドヤ顔で玲於さんを見る。
玲「俺も、どんなAさんでも飽きない自信ありますよ」
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作者名:ぽとふ | 作成日時:2021年9月12日 0時