キュン玉:: キュウビ ◇ ページ8
〜A視点〜
「そこのお嬢さん?これを落としましたよ」
『え?ああ、ありがとう』
これが、私とキュウビ君の出会い。
あれから会える日はあってカフェに行ったり
ゲームをして遊んだ。
でも………本当はキュウビ君は女の子をキュンとさせると出る〔キュン玉〕というものを
集めるために私に近づいてきた………。
そう考えると悲しくなる。
私はきっと恋をしてしまったんだ。
でも、キュウビ君にとってはたくさんいる
女の子の中の一人でしかないのだろう。
『キュウビ君?』
その証拠はある。
あの時、私は見てしまった。と、いうよりも
何回も目撃した。
と、いうことでそんな考えができるのだ。
『はぁー………私ってとことんバカな女……』
フラれてこんなに傷つくなんて……。
「そんなことありませんよ?」
『……………。キュウビ君』
キュウビ「Aは誰よりも美しく、可憐な少女です」
『その言葉だっていろんな人に言ってるでしょう?その言葉の価値が下がるよ』
キュウビ「…………どうしたんですか?」
『……見たんだよ……。キュウビ君がいろんな女の子に私と同じセリフを言って〔キュン玉〕っていうものを集めてるの』
キュウビ「……………!」
『それで、………ショック………て、いうか。でも
キュウビ君にとっては私は女の子の中の一人でしかないでしょう?』
ああ、自分で言ってて、また悲しくなってきた。
キュウビ「……………最初はそのつもりでした。でも、貴女と話して、遊んだりするうちになんだかポカポカやドキドキするようになりました。
僕はそういうのに鈍くないので、すぐに恋だと
わかりました」
『え……………?』
キュウビ「僕はいつの間にか貴女に恋をしてしまったようです。キュンとさせるつもりが、逆にキュンとしてしまったようです」
『………!』
キュウビ「………僕はある目的のために
〔キュン玉〕を集めています。でも、それが
終わったら…………ずっと貴女だけを好きになります」
『本当………ですか?その甘い言葉も嘘ではないの?』
キュウビ「僕は〔キュン玉〕目的ならこのような言葉は言いません。本気ですよ」
『…………嬉し……い』
キュウビ「では、返事を聞かせてもらいましょうか………」
『はい、私も。私も………キュウビ君が好きです』
キュウビ「嬉しいです」ニコッ
『…………!』キュン
キュウビ「おや?いつまでも出なかったものが出ましたね」
キュン玉ならいつでも君に渡します。
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アロア(プロフ) - 智美さん» わかりました!遅くなると思うので気長にお待ちください(*´ω`*) (2017年6月26日 15時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
智美 - リク良いですか?土蜘蛛の激甘お願いします! (2017年6月25日 22時) (レス) id: f1bed1ab54 (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - リクエストありがとうございましたm(__)m本当に嬉しかったです! (2017年6月17日 21時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - 了解です!ありがとうございます! (2017年6月14日 22時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» わかりました!新しいオロチのお話ということですよね。遅くなりますが気長にお待ちくださいm(_ _)m (2017年6月13日 22時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アロア | 作成日時:2017年1月2日 16時