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桜の魔法:: オロチ◇ ページ45

〜オロチ視点〜

ねぇ。貴方は知ってるかしら。

あの桜の木には魔法があるの。

不思議な力が宿ってるのよ?おばあ様が言っていたわ。

だから、もし、私になにかあったら



__願ってね?


******

これは私の記憶。人間だった頃の記憶。

今私の好きな者は植物状態いわゆる植物人間と言われているあの心臓は動いているが意識がない状態になっていた。



__意識は戻らない。仕方がない…。



そう言われたときはショックだった。
それから私は妖怪になり今を生きている。


もう彼女には会えない。なぜなら私の故郷はレッドJによってなくなってしまったからな。

そのときに彼女は………。


もう一度、会えないものか。

願えばいいと彼女は言っていたが……そんな迷信はあまり信じがたい。




…私は気づかないうちに歩きだしその桜の木の前で立っていた。



オロチ「フッ……願うならば…Aにもう一度会わせてくれないか…」


私はその事を心から強く願った。


だが、なにも起こらなかった。


オロチ「やはり、なにもなかったな…」


来た道を引き返そうと一歩足を踏み出すと声が聞こえた。


『…願ってくれたんだ』


驚き振り向くと私の想い人が立っていた。


オロチ「A」


『ありがとう…えっと今はオロチだもんね。
ありがとう。オロチ。貴方はずっと私のところに通い続けてくれなのね』


本当にありがとう。


その言葉と共に風が吹き桜の花弁が舞った。




『あのね。この木には正確に言えば私の力が宿ってるの。だから、私に関係する願い事を言えば叶うの。ありがとう、オロチ。貴方が信じてくれるなんてね』


オロチ「私は人は信じる方だ」


フイッとそっぽを向けばごめんなさいねと言われた。



『ありがとうオロチ。本当に感謝しているのよ』


スッと首に腕をまわしてきたA。


オロチ「どうした?」


『ずっと言えなかったのだけれど…私がこんなことを頼むのはオロチしかいないの。私はオロチのことが好き…』


オロチ「!…そうか。私も……Aのことが大好きだ」


そっとキスを落とせば不意打ちはズルいと照れた彼女が見られた。


普段から余裕のあるAが焦っていることはあまりないものだから珍しくてまたキスをした。



『っ…//』


オロチ「…すまない…照れるなんて珍しくて」


『そうかしら…?』

首を傾げたAだったが今度は彼女からキスをされた。


『ふふ、オロチの照れ顔も貴重ね』

Fin

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アロア(プロフ) - 智美さん» わかりました!遅くなると思うので気長にお待ちください(*´ω`*) (2017年6月26日 15時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
智美 - リク良いですか?土蜘蛛の激甘お願いします! (2017年6月25日 22時) (レス) id: f1bed1ab54 (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - リクエストありがとうございましたm(__)m本当に嬉しかったです! (2017年6月17日 21時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - 了解です!ありがとうございます! (2017年6月14日 22時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» わかりました!新しいオロチのお話ということですよね。遅くなりますが気長にお待ちくださいm(_ _)m (2017年6月13日 22時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アロア | 作成日時:2017年1月2日 16時

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