理科の実験:: 理科の先生(キュウビ) ページ37
〜理科の先生視点〜
この小学校には可愛い生徒がいる。
もちろん、みんな可愛い生徒だけどその中でも一番可愛いと思っている子がいる。
『先生!!』
その子が目の前にいるA。
生徒が教師に恋心を抱くという少女漫画のような展開はあるけど教師が生徒に抱くとはどうだろうか。
答えは犯罪だ。
理科の先生「Aさん。放課後、理科室に来てください」
『えー、嫌です』
理科の先生「貴女が理科係になったのが悪いですよ。恨むなら自分を恨んでくださいね」
『ぐぬぬ』
先生の言うとおりにしないと通知表下げますよ。
『わかりました』
せっかく友達と遊ぶ約束してたのにというブツブツ文句が聞こえましたがそれは無視ですね。
******
放課後、理科室に約束通り来たA。
理科の先生「ちゃんと来たんですね」
『あたり前ですよ。先生の言ったことに反論したら通知表下げられそうですし』
理科の先生「ふふ、下げようと思ってました」
『酷いですね』
うちは通知表、めっちゃ気にする家なんですよ!?とまた、文句を言うA。
ここまでは教師と生徒の会話だ。
『それで、……キュウビさんはなんのご用で?桜町を守るお狐様?』
スッと目付きが変わる。
やっぱりこの瞬間が好きだ。
理科の先生「お狐様?僕はそんなこと知りませんね」
『大抵、私を呼ぶときはなんか用があるときでしょ。なら、帰るよ私』
僕はやれやれと言いながら自分にかけていた妖術をとく。
キュウビ「桜町なんて言い方、ずいぶん古い言い方じゃないかい?」
『あら、そう?キュウビさんの方がよっぽど古いのにね』
キュウビ「…その口塞ぐよ」
『えー、なにでですか?物騒』
この子、Aも同じく人間に化ける妖怪だった。
それを知ったのはつい最近だったけど。
キュウビ「そういえば君はなんで理科係になったんだい?」
『う゛』
聞かれたくないことでもあったのだろうか。
なら、とことん聞きたいねェ。
こういうことは大好きだ。
性格が悪いとか言っちゃダメだよ。
『それは……うぅ…やっぱりなんでもないです』
キュウビ「まぁ、そんなことより僕は実験を手伝ってほしいんだよねェ」
『聞いといて酷い!で、実験って?』
キュウビ「僕の言うとおりにしてくれればいいよ」
『はーい』
僕はまた妖術で人間の姿になった。
理科の先生「始めようか」
『いや、なんでいちいち人間になるの!?』
理科の実験:: 理科の先生(キュウビ)→←頼っていいよ: 土蜘蛛
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アロア(プロフ) - 智美さん» わかりました!遅くなると思うので気長にお待ちください(*´ω`*) (2017年6月26日 15時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
智美 - リク良いですか?土蜘蛛の激甘お願いします! (2017年6月25日 22時) (レス) id: f1bed1ab54 (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - リクエストありがとうございましたm(__)m本当に嬉しかったです! (2017年6月17日 21時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - 了解です!ありがとうございます! (2017年6月14日 22時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» わかりました!新しいオロチのお話ということですよね。遅くなりますが気長にお待ちくださいm(_ _)m (2017年6月13日 22時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アロア | 作成日時:2017年1月2日 16時