はじまりは店で:: エンマ大王 ページ25
〜エンマ視点〜
俺はいつも通り人間界を楽しむために人間に化けてその辺をぶらぶらしていた。
エンマ「なんかいい店とかないかなー」
周りを見ながら呟く。すると、どこからかいい匂いが漂ってきた。
エンマ「ん?なんか、美味しそうな匂い」
その匂いをたどっていくとポツンとある店にたどり着いた。
エンマ「ちょっと入るか」
カランカランと扉を開けると音がなった。
『いらっしゃいませー。ご案内します』
俺はその女に着いていった。案内されているときにふと窓から店の外を見ると来たときには気づかなかったが緑がいっぱいだった。
特に………
エンマ「あそこの花園とかいいな……」
『あら、ありがとうございます!あれは私が育てているんですよ♪』
エンマ「そうなのか?」
『はい!!お花は私に語りかけるんです』
エンマ「ははっ。そういうものなのか?」
『はい!楽しいですよ?お花を育てるのは』
エンマ「そうか」
育てたい派の女か?理想の嫁的なポジションかもな。
『ご注文が決まりましたらお呼びください』
エンマ「わかった」
____
『お待たせしました〜』
俺はすぐにメニュー表を見てピンと来たものにした。
エンマ「美味そうだな」
『うふふ。これは私の自慢の料理ですよ』
エンマ「そうなのか」
それから、まだ客は来ないからと話し相手になってくれた。
聞くと、この店は一人で営んでいるらしい。
お客も常連客が来ていつもはにぎわっているらしいが今日はそうでもないらしいな。
……俺は残さず注文したやつを食べた。
『また、来てくださいね』
会計をしようとレジへ向かうとお金はいらないと言い出した。客だからと言って払おうとしてもいらないと拒否された。そのかわりにまた来いと言われた。
エンマ「変な女だな……」
俺は屋敷へ着くなり口に出ていた。
ぬらり「どうしたんですか?大王様」
エンマ「ああ、ぬらり。聞いてくれ。今日は変なやつに出会ったんだよ」
ぬらり「……変なやつに?」
エンマ「ああ、そいつのこと印象が強すぎて頭に残った」
ぬらり「それはそれは。仕事を抜け出して誰かに会ったんですね?明日は倍にしますからね」
エンマ「……ぬらりの鬼」
ぬらり「自業自得ですよ」
エンマ「ぬらりがやってくれればいいのにな」
ぬらり「ダメです。そんなんでは先代の大王様も泣いてしまいます」
エンマ「俺が幸せならじいちゃんは泣かねぇよ」
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アロア(プロフ) - 智美さん» わかりました!遅くなると思うので気長にお待ちください(*´ω`*) (2017年6月26日 15時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
智美 - リク良いですか?土蜘蛛の激甘お願いします! (2017年6月25日 22時) (レス) id: f1bed1ab54 (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - リクエストありがとうございましたm(__)m本当に嬉しかったです! (2017年6月17日 21時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アミュレット - 了解です!ありがとうございます! (2017年6月14日 22時) (レス) id: f72bc11f9a (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» わかりました!新しいオロチのお話ということですよね。遅くなりますが気長にお待ちくださいm(_ _)m (2017年6月13日 22時) (レス) id: afa2f70eba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2017年1月2日 16時