甘く、切なくも甘い物語【妖怪ウォッチ】

頼れる議長様:: ぬらりひょん ページ2

〜A視点〜

みんなの頼れる議長様。
私は少なくともそう思う。
今日もまた、カリカリと筆を走らせる音がする。

『かっこいい』

熱心に仕事に集中するその姿は本当にかっこいい。

ぬらり「A、これをやっといてくれ」

『はい！』

やった！頼ってもらった！
…………………と、私は些細なことでも喜んでしまうようになってしまった……………！！！

『ああ、かっこいいです。あのサラサラな髪も背の高いあの人には合っている』

ぬらり「………どうした？妄想に浸っているところすまないが、これもやっておいてくれ」

『ハッ！すみません』

ぬらり「いいんだ………。ちょっとした嫉妬だ」

『？最後の方はなんて言いましたか？」

ぬらり「フッ……この際、言ってしまおう」

『あ、はい。なんですか？』

ぬらり「………好きだ」

『仕事がですか？』

ぬらり「それはわざとか？違う」

『なんですか？』

ぬらり「私は…………Aが好きだ……」

『え………？えと、あの本当ですか………？』

ぬらり「なんで今、嘘を言わなければならない」

『嘘…………え、嘘…………。信じられない………！』

ぬらり「でも本当のことだ」

『そんな………！』

私はものすごく嬉しい。
あれ………なんか泣けてきた……。

ぬらり「！？なんで泣いている……？私がそんなに嫌だったか？」

『あの違う………違うんです！その、嬉しくて……」

ぬらり「そうか、私も嬉しいよ。Aと両思いだったなんて………A」

不意に私の名前を呼ばれ顔をあげるとぬらりひょん様の顔が目の前にあった。

『えと、ぬらりひょん様？』

ぬらり「その一つ一つの行動さえが愛しい。と、言う私は依存しているな」

『そんなことないですよ？私もぬらりひょん様に依存していますから…………。いつもぬらりひょん様のことを考えています』

ぬらり「私達は似ているな」

『そうですね、嬉しいです』ﾆｺｯ

自然に笑みが出る。

ぬらり「A」

『はい、なんでしょう？ぬらり…………！？』

えと、目の前にぬらりひょん様？
いや、さっきから目の前だったけど
なんか距離が今は0センチっていうか………。
え？０？え………？
私………そのキスってやつをされてるの！？

ぬらり「…………。フッ。赤いな、」

『だ、誰だって赤くなりますよ！！///』

その余裕な顔の彼は私をまた抱き締めた。

『ぬらりひょん様、私、今。世界で一番幸せです//』

世界一の幸せを私は誓えます。

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