嫌よ嫌よも好きのうち:: 洞潔★★ 林檎様からのリクエスト ページ6
早朝。
柔らかな日差しと目覚ましによって私は目を覚ました。いつもよりベッドが狭いなと思い隣を
見ると洞潔が私と隣で寝ていた。
え、隣で寝ていた………?え!!!?えええ!!
「は、え、は!?え!!?」
慌てながら自分の衣服と彼の衣服の乱れをチェックする。特に乱れていることもなく私は寝る前と変わっていなかった。洞潔も私があげた可愛らしいパジャマを着ているも乱れていない。
「ふぅー。よかった………ってよくないわ!!洞潔!起きなさい!起きて!!どうしてあなたがここにいるの!?」
「……ん、なんだ……。もう朝か。それにしてもAは朝から騒がしいな」
「そりゃ騒がしくなりますよ!こんないたいけな乙女の部屋に侵入者がいるんだからっ!」
「いたいけな乙女?それはどこにいる?」
「あなたの目の前よ!」
「俺には乙女には全く見えないのだが?」
「言ってろ!……ところで本当にどうしてここに来たのよ。シングルベッドなんだから相当窮屈だったわ」
「Aの体温がよく感じられてよかったな。……ああ、俺がここに来た理由はな。まぁ、簡単に言ってしまえばAを愛しているからだ」
「なっ!!///」
雷にでも打たれてしまったのか彼は。今日の彼はよく喋るしそれにこんなことを恥ずかしげもなく言ってしまうなんて………きっと狭いベッドだったからどこかに頭をぶつけてしまったに違いない。
「や、洞潔〜っ!!?///」
あなたの手が私の腰をガッチリホールドしてベッドから出られないのですが〜!という叫びを心の中に留めて、洞潔の手をはずそうとするもビクともしない。
「A。知っているか?『嫌よ嫌よも好きのうち』という言葉を」
「そんな言葉くらい知ってるわよ!というか、洞潔サン!?どうして上にいるのかな!?なんでぇ…ひッ!!///」
耳にフーッも息を吹きかけられた。刹那、ゾクゾクとしたものが背中に走ってなんともいえない感覚に陥る。追い討ちをかけるようにいろんなところに口づけを落とすものだからそこからだんだんと身体が火照っていく。
「洞潔?ちょ、やめて。嫌だよ//」
あー、もう。これは獲物を見つけた狩人の顔をしている。
そして瞬時に悟った。『これは逃られない』と。だが、もう私は逃げるという選択肢を用意していなかった。
「洞潔がその気にさせたんだから責任をとってよね!///」
「もとよりそのつもりだ」
Fin
リクエストありがとうございました!
また★★にできなかったorz
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アロア(プロフ) - アンデルさん» 大丈夫です!!(´;ω;`)本当にまだやめないので!!!確かに今まで書いていた人がやめると寂しいし悲しいですよね……(>_<) (2019年10月15日 18時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» わぁー!こちらこそリクエストありがとうございました!はい!無事完結しました(*´∇`*)今まで読んでくださりありがとうございました♪ (2019年10月15日 18時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - アロアさん» アロアさんまで辞めてしまったら私...(T^T) (2019年10月15日 17時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - わーリクエストしてよかった…(拝み)お久しぶりです!ID変わってますが床に寝転ぶ猫です!完結おめでとうございます!素敵なお話ありがとうございました!! (2019年10月15日 16時) (レス) id: 258d03d2ed (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 大丈夫ですよ〜(T_T)まだちゃんと占ツクで趣味まっしぐらの小説書いているので(^_^;) (2019年10月14日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年8月8日 0時