カレーライス:: カイラ★★ 山城岳猫禅様からのリクエスト ページ5
「んあっ………熱っ！！」
「なんだ。猫舌か？」
「猫舌じゃなくても熱いよ！」
「そうか」
そう簡潔に返事をすると黙々とカレーライスを食べ始めるカイラ。そのカレーライスは舌にとっての凶器だ。そんな熱々のカレーライスをなに食わぬ顔で食べるカイラは強者だと思う。
彼によれば『慣れ』とのこと。
そうなるまでにどれだけカレーライスを食べたんだと叫びたい。
淡々と食べていくものだから、どんどん彼のお皿のカレーライスはなくなっていく。私はというと熱すぎて食べられず、まだたくさん残っている。
「Aの皿にはまだたくさん残っているな」
「熱いんだもん」
「なら私が冷ましてやろう」
カイラは自分のスプーンで私のカレーライスを食べさせようとする……のではなく自分の口に運んでいった。
「へ、カイ……っ」
カイラの行動に戸惑い、名前を呼べば途中で口付けられた。驚いて硬直していると唇を彼の舌がわって、なにか異物を入れられた。それが私のカレーライスだと気づくのにさほど時間がかからなかった。なにせ彼は十数秒前に私の食事を口にいれたのだ。それを見てるのだから分かるに決まっている。
私の口に全て行き渡ったことを確認すると彼は離れていった。
一度彼の口の中に入っているからか熱さは少なくなっているものの熱いとは思う。
「熱くないだろう？」
「ちょっと熱い」
「マシにはなっただろう」
「そうだけど」
「A………いいか」
「へ！？なに……唐突に」
カイラは席を立つと私の腕を掴んで立ち上がらせた。そしてあっという間に床に押し倒された。
「んむ///」
性急に求められるなんて今までなかった。今日の彼は少し様子がおかしい。なにか薬でも盛られたのではと思うほどに。
そんなことを考えていたら、あっという間に釦をはずされていて、肌が外気に触れてスースーする。
「ちょ……カイラさん！？落ちつこうよ！？///」
「最近相手をしてもらっていなかったからな。それに口づけ兼口移しをしたときに柄にもなく興奮した」
カイラが正気ではなくなっている。
これは非常にまずいぞ。
「カイラ！せめてベッドにしよう？」
本当ならもうここで止まってほしいけどそういうわけにはいかないだろう。
だって彼はとても爽やかな笑みを浮かべて「ああ、分かった」なんて言って私をお姫様抱っこしたのだから。
Fin
リクエストありがとうございました！
あまり★★ではなかったです(＞_＜)ｽﾐﾏｾﾝ
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アロア(プロフ) - アンデルさん» 大丈夫です！！(´；ω；`)本当にまだやめないので！！！確かに今まで書いていた人がやめると寂しいし悲しいですよね……(>_<) (2019年10月15日 18時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» わぁー！こちらこそリクエストありがとうございました！はい！無事完結しました(*´∇｀*)今まで読んでくださりありがとうございました♪ (2019年10月15日 18時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - アロアさん» アロアさんまで辞めてしまったら私...(T^T) (2019年10月15日 17時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - わーリクエストしてよかった…(拝み)お久しぶりです！ID変わってますが床に寝転ぶ猫です！完結おめでとうございます！素敵なお話ありがとうございました!! (2019年10月15日 16時) (レス) id: 258d03d2ed (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 大丈夫ですよ〜(T_T)まだちゃんと占ツクで趣味まっしぐらの小説書いているので(^_^;) (2019年10月14日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2019年8月8日 0時
