仕方がないこと:: ぬらりひょん ミハイル様からのリクエスト ページ4
だって仕方がないことでしょう?恋人なのだからやきもちをやくのは必然のこと。
☆★☆
突然だけど、私にはとてもハイスペックな彼氏がいる。もうすぐ入籍しそうということは今は置いておこう。それくらいの仲の私達なのだが今その関係も壊れる危機にある。
なぜなら、なぜならば!!
「ぬらりのバカ〜っ!!」
私には見せない顔を他の人には見せて………!しかも女の人だよ?
そんなの……そんなのってあんまりだよ。
「A………!!」
ぬらりがなにかを言いかけていたが、私はそのまま無視して彼の働き場である執務室を出ていった。そしてそのまま部屋でサボりをしているエンマ様のところへと走っていく。
「エンマ様っ!」
「んあ〜?Aか……ってなんで泣いてるんだ!?またぬらりか!?」
「はい。そうなんです!」
「んで、ぬらりがなにかしたのか?」
「ぬらりが私には見せたことのない顔を他の女に見せたんです!」
「別にそれくらいいいじゃねぇか。変な顔じゃないんだろ?例えば……そうだな。規制がかかるような」
「そこまでじゃないですけど……」
でもやっぱり、あんな顔は見たことがない。あんなに胸がホワホワするような笑顔を。
いつもぬらりの笑顔にはドキドキしているけれど、綿菓子を食べたときのようなあのホワホワした感じにはなったことがなかった。
でも、あの笑顔を見たときにそうなった。
それと同時に胸がキュッと締め付けられた。
これがやきもちだってことは十二分に分かっている。
こんな自分の感情のせいで、ぬらりを悲しませたくないし振り回したくない。
「お前ら見てるとなんかムズムズするから二人きりでどこかに出かけてこいよ。そしたら今自分が嫉妬していることが馬鹿馬鹿しく感じてくるぞ」
「そうですかね」
「そうだ。二人を見てる俺が言ってるんだから間違いはねぇぞ。とりあえず執務室に戻ってぬらりと話してこい。俺がサボってたことは内緒な!」
ウインクをして言ったエンマ様に会釈をしてぬらりのもとに戻る。
「ぬらり。ごめんね」
「A!私の方こそすまない。……怒らせてしまった理由が知りたい」
「私が勝手にやきもちやいてたの。謝るなら私なの……ごめんなさい」
Aと私の名前を何度も呼んで抱きしめてくれた。それだけで心が満たされてホワホワした。
『大好き』
その言葉が二人から放たれお互いの心に留まった。
Fin
リクエストありがとうございました♪
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アロア(プロフ) - アンデルさん» 大丈夫です!!(´;ω;`)本当にまだやめないので!!!確かに今まで書いていた人がやめると寂しいし悲しいですよね……(>_<) (2019年10月15日 18時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» わぁー!こちらこそリクエストありがとうございました!はい!無事完結しました(*´∇`*)今まで読んでくださりありがとうございました♪ (2019年10月15日 18時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - アロアさん» アロアさんまで辞めてしまったら私...(T^T) (2019年10月15日 17時) (レス) id: 435fa9fdac (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - わーリクエストしてよかった…(拝み)お久しぶりです!ID変わってますが床に寝転ぶ猫です!完結おめでとうございます!素敵なお話ありがとうございました!! (2019年10月15日 16時) (レス) id: 258d03d2ed (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 大丈夫ですよ〜(T_T)まだちゃんと占ツクで趣味まっしぐらの小説書いているので(^_^;) (2019年10月14日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年8月8日 0時