心の鎖:: 義経 アイサキ様からのリクエスト ページ35
森にて。
今、半妖と幻魔が対峙していた。
「幻魔義経！貴様にはここで死んでもらう！」
「なぜそこまで楯突く？図星ということで間違いないのか」
「…………あぁ、そうだよ。僕は心の鎖で自分の感情を閉じこめた。でも、義経はそれを見破った！」
Aは足に力をいれ飛ぶとそのまま義経に斬りかかった。
義経はそれをギリギリで避ける。
「流石だね。流石は幻魔といったところかな」
「我はそなたを傷つけたくない！無駄な戦いはやめるのだ！」
「無駄？これのどこが無駄なの？僕にとっては無駄じゃない！！」
また、Aは斬りかかるが義経はそれを防いだ。
そしてそのままAを飛ばす。
「………やっぱり幻魔はすごい。………なら！」
突然、Aの周りが光だした。
義経は驚き、そのまま見つめていると彼は嫌な予感を感じた。
すると、Aから光の玉が出てくる。
それを手の平の上に置くと、そのまま森の奥まで一気に投げ飛ばした。
そして、Aも森の奥へと走り出す。
義経も何事かと思いAのあとを追いかけた。
少ししたところで、Aが木と木の間に鎖を繋げお札を張り出した。
「なにをしている！」
「さぁ。なにをしていると思う？」
Aはやはり無表情であった。
「………いらないんだよ。僕にはいらない」
義経にはAがなにをしているのか分からなかった。しかし、今していることが良くないことだと感じたらしい。
「やめるんだ！」
義経が鞘から刀を引き抜き鎖を斬る。そしてお札も引きちぎる。
「なにをする！なぜ僕の邪魔をする！！」
「それは我がいいとは思わないからだ！」
「関係ないでしょ！」
「………A」
義経はさっきよりも静かな声でAの名前を呼んだ。
その変わりようにAは驚き手を止めた。
「我はそなたがなぜそこまで感情を嫌うのか分からない。そして今していることも分からない。だが、大方、感情というものを出てこさせないようにするものだろう。そんなことをしてほしくない。我はAには幸せになってほしいのだ」
義経はAにゆっくりと歩みより優しく抱きしめた。
「よし……つね？」
「Aのその心の鎖は我が引きちぎる。だから笑ってほしい」
義経はAの前髪をかきあげ、額に口づけた。
「綺麗な瞳だ」
義経が微笑を浮かべると、Aも少し、微笑みを浮かべたように見えた。
Fin
リクエストありがとうございました！
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アロア(プロフ) - 紫月さん» えっと、リクエストと受け取ってもよろしいでしょうか………？ (2019年6月29日 16時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - カイラが好きでエンマのことが嫌いだけどエンマが元人間だったことや、命を狙ってくる妖怪がいたり大王なんて良いことは無い。でも皆には明るく接しなければいけない。せれを知ってエンマが好きになってカイラが怒るけど夜しゃエンマに倒される (2019年6月29日 15時) (レス) id: b5a8929075 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - エンマさん» 分かりました！これの続々編で書かせていただきますね！あと、リクエストがたまっているので書くのはだいぶ遅くなります。申し訳ありませんm(_ _)m (2018年10月11日 0時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 後、名前出し大丈夫です！(≧∇≦) (2018年10月10日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - はいはーいリクエストお願いします！時空神エンマ、暗黒神エンマ、太陽神エンマが、主人公と、あそぶかという感じで、お願い申し上げます (2018年10月10日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年7月10日 22時
