水遊び:: 青龍(シャドウサイド) ほのぼの ページ8
「きゃっほーい！」
＿＿ドボーンッ
あたしは助走をつけてそのまま思いきりジャンプをして水の中に飛び込んだ。水……いや、正確に言えばプライベートプールだろう。
あたしの家のプールにダイブした。
「A、いくらプールといえど危険なのだぞ！？もう少し気をつけなさい。全く、この子ときたら………」
あたしに注意らしきものをしたのは青龍。今はシャドウサイドだから本当に龍の姿だ。
「え〜いいじゃーん。気持ちーもん」
あたしは浮き輪に掴まりながらプカプカと浮く。
「はぁー………Aは泳げないだろう？それに、プールの吸水口が開いていたらどうするんだ？」
「そんなこと言ってたらプールに入れないよ？」
「私はAを心配して言っているのだ」
「はいはい。もー、あたしの保護者じゃないんだから」
「保護者みたいなものだろう。幼い頃から見ているのだから」
「はぁい。それよりさ！青龍も入りなよ！」
「私がこのプールの中に入れるのか？考えてからものを言ってくれ」
「入れるよ？」
あたしが指をパチンッとならすとプールが倍の大きさになった。
「ほら」
「………A。いつの間にそんな力を？」
「驚いた？さぁ、入った入った！」
あたしが強引に青龍の腕を掴みプールの中に引きずり込んだ。
「うわ！？」
＿＿ドボーンッ！！
「うひゃあ、あたしか入ったときより大きな音だねぇ」
「………A」
「う、ごめんね」
すごい………青龍が睨み付けてきた。あなた、あたしのガーディアンでしょ！？
「ナツメの方がいい子だ」
「うん、ナツメはいい子だよ。あたしと違ってね！」
ドヤ顔で言えばジト目で見つめられた。
「な、なに？」
「Aもナツメみたいにいい子になったらどう？」
「………それだと、あたしの個性がなくなっちゃうよ？いいの？」
青龍がしばらくの間黙ってしまった。
「それもそれで………嫌だ……AはAがいいね」
「でしょ？」
悪戯っ子のようにニシシと笑えば青龍が苦笑した。………ように見えた。
実際はあまり顔が変わってないからね。
「表情筋かたいぞー」
「………AはAで悪くないよね……。Aはやっぱり今のままがいいよ」
青龍があたしの頭を撫でた。
「へっ！？」
驚きであたしはあたしで間抜けな声が出てしまった。
Fin
梅雨:: ジバニャン(シャドウサイド)→←雪の城:: ふぶき姫(ライトサイド) ほのぼの
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くるにゃん - すみません!ありがとうございます!! (2018年8月13日 10時) (
レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - くるにゃんさん» 了解です！これの続々編で書かせていただきますね♪ (2018年8月12日 19時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
くるにゃん - リクエストいいですか? ハルヤの激甘お願い致します! (2018年8月12日 18時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» アミュレットさんのリクエスト続編の方で消化しました！ぜひ読んでくださいませm(__)m (2018年7月13日 11時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - アロアさん» ですよね!!トウマって、クールだと思いますよね!! では、続編でも頑張って下さい!! 楽しみにしてます!!(*´∇｀*) (2018年7月10日 18時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年6月13日 17時
