そんなところがいい:: 酒呑ハルヤ ページ46
みんなの前では頼れるクールでカッコいい俺の秘書。
でも本当は…………。
☆★☆
「フクロウ……まだ見つからないのですか？我々の姫を見つけなければハルヤ様に失望されますよ」
「わ、分かってはいますがそう簡単に見つからないのです………」
「次はちゃんと見つけてくださいね」
「はい」
俺の秘書、Aは毎度のことになったが姫を見つけることができないフクロウを説教している。
だが、それもようやく終わったようだ。
フクロウはシュンとなり俺達がいるリビングから出ていった。
Aはそれを横目にテキパキと部屋の掃除に取りかかり、俺の予定もスケジュールにまとめている。
持つべきものは万能な部下だな。
「ハルヤ様」
「ん〜？」
「この日はどうされるのですか？」
「あー、取り消し」
「分かりました」
また素早く俺の予定を訂正していく。
さすがはA。
クールで頼りになって………フクロウや洞潔にもカッコいいとか思われているだろう。多分。だが、尊敬されていることはたしかだろうな。
あいつらもAを一目置いているからな。
「洞潔………はずせ…」
「はい」
俺は洞潔が出ていったのを確認してからAを後ろから抱きしめた。
「はは、ハルヤ様！？///」
「ククッ……もう顔赤いな」
「だって………！」
「ずっとかまってやれなかったからな………寂しかっただろ？さぁ、存分に甘えろ」
俺はAを姫抱きし、ソファーまで運び座らせた。俺もその隣に座る。
「ハルヤ様………私はずっとハルヤ様がいないときは……お恥ずかしながら泣いてしまうほど胸が苦しくて………ハルヤ様がいないとダメなんです。あなた様が私にこうやってかまってくださらないと私は寂しすぎて………おかしくなってしまいそうなんです」
「Aは案外寂しがりやだからな」
ニヤリと上がる口角。今さら隠すつもりはない。
「ハルヤ様………」
Aは俺の膝の上にまたがり、Aは俺の胸に顔を埋め、ギュッと背中に腕を回してきた。俺もAの背中に腕を回してやる。
「ハルヤ様………ハルヤ様………私はあなたに見てもらいたい……大好きなんです」
「あぁ。知ってる」
「大好きすぎて………ハルヤ様はカッコよすぎるんですよ！」
「なんで急に怒るんだ」
「ハルヤ様……私はずっとお慕いしています」
Aは俺の頬にチュッと可愛らしくキスをするとふわりと微笑んだ。
Fin
リクエストありがとでした！
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くるにゃん - すみません!ありがとうございます!! (2018年8月13日 10時) (
レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - くるにゃんさん» 了解です！これの続々編で書かせていただきますね♪ (2018年8月12日 19時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
くるにゃん - リクエストいいですか? ハルヤの激甘お願い致します! (2018年8月12日 18時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» アミュレットさんのリクエスト続編の方で消化しました！ぜひ読んでくださいませm(__)m (2018年7月13日 11時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - アロアさん» ですよね!!トウマって、クールだと思いますよね!! では、続編でも頑張って下さい!! 楽しみにしてます!!(*´∇｀*) (2018年7月10日 18時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年6月13日 17時
