梅雨はじめじめ、二人はキュン:: オロチ☆ ページ36
六月の月イベはオロチさんになりました。
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梅雨になり、じめじめしている。
私はこのじめじめが嫌いだ。
なぜなら、洗濯物が生乾きになるし、カビが生えるし湿気も多いしでろくなことはない。
「オーロチッ！まーた、怒ってるの？」
「怒ってなどいない！」
自然のことに対して怒ってもどうせ変わりはしない。無駄な体力を使うだけだ。
それよりも私は元祖軍のみんなの洗濯物を干さねばならない。
「オロチは梅雨になると本当にイライラしてるよね」
「………そうか」
「そうだよ。やっぱり梅雨は嫌い？」
「………そうだな」
「えー、なんで？」
「梅雨は私の敵だからだ。私のような家事を担うものにとってはな」
「ふーん、そっか」
「だいぶ他人事だな」
苦笑をすればAは私の持っているカゴから服を取り出すとニコッと笑った。
「アタシは梅雨………結構好きだよ」
「は？」
………なぜだ？梅雨は敵なのだぞ？
それは私だけかもしれないが……だがじめじめしている梅雨をどうして好きなのか。理解できない。
「たしかに梅雨はじめじめしてるしそこから嫌なことがいっぱい………マイナスな面がたくさんあるかもしれない。でもね、プラスなこともあるんだよ。そのプラスがアタシにとってはすごく大きいの」
「………プラス？なんだそれは」
梅雨にプラスなんぞあるのか。私が生きてきた中では一度もなかったぞ。
「………えー……」
さっきまでのAとはうってかわり、乙女なAになった。もじもじしながら髪をクルクルといじってる。
「………ぇ……ら」
「ん？」
「お、オロチに会えるから///」
乙女なAは上目遣いに私を見る。
あぁ、そういうことか。
ならば梅雨もプラスだな。
「………私もそう考えたら梅雨はいいこと、あるな」
Aがはにかんだのを見て私の心はキュンキュンしている。
「アタシはオロチといるなら、じめじめなんて忘れちゃうの。だって心がキュンキュンするから///」
そんなことを言われたからか。
私もさっきまでのじめじめがなくなったような気がする。
代わりに胸がキュンキュンとなる。
これは言葉の魔法だ。
Aが言うだけでこんなにも天候の感じ方が変わるなんて思ってもいなかった。
「Aの言うとおり………梅雨も悪くないな」
「えへへ」
梅雨も悪くない。
隣にAがいるのなら。
Fin
コーヒー:: コマさん(人間) ほのぼの→←まだそのときではない:: 万尾獅子△
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くるにゃん - すみません!ありがとうございます!! (2018年8月13日 10時) (
レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - くるにゃんさん» 了解です！これの続々編で書かせていただきますね♪ (2018年8月12日 19時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
くるにゃん - リクエストいいですか? ハルヤの激甘お願い致します! (2018年8月12日 18時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» アミュレットさんのリクエスト続編の方で消化しました！ぜひ読んでくださいませm(__)m (2018年7月13日 11時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - アロアさん» ですよね!!トウマって、クールだと思いますよね!! では、続編でも頑張って下さい!! 楽しみにしてます!!(*´∇｀*) (2018年7月10日 18時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年6月13日 17時
