監視:: 日ノ神△ ページ33
俺ははっきりそう言った。
だってそうだろ。Aが今この世にいないのはこいつのせいなのだから。
日ノ神は俺の目の前で瞳をふせると静かに話し出した。
「オレはAのことが好きだった。この社長室に呼び出していた」
「……は？」
なにを言い出すんだ？こいつは。
「Aを愛していたからこそ、そうしていた。Aへの支配欲から書類ミスをしていないのにそう言って呼び出した。怒られると思って怯えているAもよかった。オレと二人きりの空間。嬉しかった」
………こいつ、おかしい。
弟と妹も同じことを思ったのか、日ノ神を睨み付けている。
愛しているならばそんなことしないだろ？
Aの心はボロボロだったんだぞ？
「それがいいと思わないかい？」
「………思わねぇ！！テメェ！口を開けばなに言いやがるんだ！」
狂ったこと言ってんじゃねぇぞ！
そんな感情のためにAは死んだのか！？
「だけど………今は後悔ばかりが募っているよ。なんであんなことしたのかってね。オレが普通に接していればもしかしたら今この隣でAは笑っていたかもしれないのに………」
日ノ神は悲しげに笑った。
…………復讐することはやめた。
だが、
「お前はおかしい。今後Aの墓をつくるがお前は来るな。死んだAにも近づけてやらねぇ。そうしないように俺がずっと監視してやる」
こんな危険なやつにAの墓を参らせてたまるか。
日ノ神はなにも言わない。
「ここに俺の妖気をためておく。もし、お前がAに近づこうとするのならば………そのときは……分かっているな？」
そして、俺は今日からこいつを監視し始めた。
Fin
リクエストありがとうございました(*´∇｀*)
リクエスト通りだったですかね……？
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くるにゃん - すみません!ありがとうございます!! (2018年8月13日 10時) (
レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - くるにゃんさん» 了解です！これの続々編で書かせていただきますね♪ (2018年8月12日 19時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
くるにゃん - リクエストいいですか? ハルヤの激甘お願い致します! (2018年8月12日 18時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» アミュレットさんのリクエスト続編の方で消化しました！ぜひ読んでくださいませm(__)m (2018年7月13日 11時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - アロアさん» ですよね!!トウマって、クールだと思いますよね!! では、続編でも頑張って下さい!! 楽しみにしてます!!(*´∇｀*) (2018年7月10日 18時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年6月13日 17時
