お誕生日会:: 月浪トウマ ページ27
__パンパンパンっ!!!
「トウマ!」
「「「お誕生日!おめでとう!!」」」
今日はトウマの誕生日。私とナツメとアキノリの三人で祝うことになったのだ。恋人の私を筆頭に飾り付け、料理を作った。アキノリがトウマと外に出てもらっている間にトウマの部屋を一生懸命飾り付け。ナツメと楽しく料理を作り、ケーキは私が作った。もちろん、ホールケーキ。
「これは………」
「今日はトウマのためにみーんなで頑張ったんだよ!!」
ニコッと微笑めばトウマが嬉しそうに笑った。
「トウマ!お誕生日おめでとう!料理はAと私が作ったから残さず食べるんだよ〜」
「す、すごいな………もしかして、意味不明な理由で僕が外に連れ出されたのって………」
トウマはアキノリを見た。
「へへへっ!」
アキノリはニカッと笑うとピースをした。
「みんな………ありがとう」
トウマは本当に本当に嬉しそう。こんなトウマを見たら私だって嬉しいし幸せ。
「ピザがいっぱい」
トウマの瞳がキラキラしている。今回の料理のほとんどがピザで占めている。
「ふふっ……これはね、ナツメと私で『生地』から作ったんだよ」
「そうだよー。あ!A!」
「なぁに?」
こっちこっちとナツメに手招きされ近づくと耳打ちをされた。
「……へ!?そ、そんなのできないよ!」
「できるでしょ〜ほらほら〜やってやって」
「うう」
ナツメに促され私はピザを一切れ手に取る。
ピザ特有のチーズがうにょーんと伸びた。
「あ、あの………トウマ」
「ん?」
「あ、あ〜ん」
私はトウマの前にピザをさしだす。彼は目を丸くしていたが、すぐに口を開いてくれた。
「あーんっ……………うん。美味しいよ」
微笑を浮かべるトウマに私の熱が上がっていくのが分かる。
ナツメとアキノリを見ると二人は口にてを当ててニヤニヤしていた。
私がナツメに耳打ちされたこと、それは
『ねぇ、A、トウマの彼女なんだしよくカップルがやってる、あーんってやつやってあげたら?ほら、トウマは誕生日なんだし』
「な、ナツメー」
「ふふふ……そっちはそっちで楽しんでね〜」
「俺達が気を使って離れててやるんだからちゃんとイチャつけよー」
私とトウマ、ナツメとアキノリで同じ空間なのに別空間のようにされてしまった。
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くるにゃん - すみません!ありがとうございます!! (2018年8月13日 10時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - くるにゃんさん» 了解です!これの続々編で書かせていただきますね♪ (2018年8月12日 19時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
くるにゃん - リクエストいいですか? ハルヤの激甘お願い致します! (2018年8月12日 18時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» アミュレットさんのリクエスト続編の方で消化しました!ぜひ読んでくださいませm(__)m (2018年7月13日 11時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - アロアさん» ですよね!!トウマって、クールだと思いますよね!! では、続編でも頑張って下さい!! 楽しみにしてます!!(*´∇`*) (2018年7月10日 18時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2018年6月13日 17時