矛盾:: 激ドラゴン△ ページ19
「激ドラゴンさん」
激ドラゴンさん。
私はあなたが苦手です。
☆★☆
「A！今日は誰と話してたんだ？」
友達と…………。
「なんで俺を避けるんだ」
…………避けてないよ。
「俺じゃダメなのか！？」
「そんなことないよ！私は激ドラゴンさんのこと心から好きでいる」
「じゃあ、なんで土蜘蛛様と話してたんだ………」
「土蜘蛛様にはいろいろと報告があるじゃない！それに私は激ドラゴンさんだけなのに！どうして分かってくれないの？」
どうしてそんなこと言うの？
「俺は……俺は……Aがいろんなやつと話すから、笑いかけるから………閉じ込めて……Aの笑顔を見たやつ、話しかけられたやつに仕返ししたいと思ってしまうんだぞ！！」
「激ドラゴンさん………そんなことしなくても」
………そうだ！話題を変えればいいんだ！
「激ドラゴンさん！お土産があるの！実は前に元祖饅頭を買ったから一緒に食べない？」
激ドラゴンさんはどこか納得のいかないような顔をしていたが私がなんとか食べるという方向に持っていった。
「はい、激ドラゴンさん」
私は元祖饅頭の入っている箱から一つとりだし彼に手渡した。
激ドラゴンさんはそれをじーっと見てからパクッと一口食べた。
こうやって見れば彼も普通なのに。
前の面白くて優しい激ドラゴンさんなのに。
あなたを変えてしまうようなことを私はしたのでしょうか？
いつから私はあなたが苦手になった？
好きだと言っておきながら苦手って矛盾してるね。
本当に矛盾してる。
好きなくせに苦手なんだよ。
「美味しい？」
「Aの作るご飯の方が上手いな」
「そ、そうかな………元祖饅頭も十分美味しいよ」
「そうだな」
こうやって会話をしていれば嬉しいことを言ってくれるのに。
私に投げかけられる辛い言葉は………こわいと思う言葉はいったいなにがキッカケで出てくるのか。
「Aがずっと俺だけを見てれば、俺だけしかいないなら………」
「え？」
「やっぱり、Aを外に出すわけには行かないな！」
「なんで！？」
「Aを見ていいのはこの俺だけだからだ。外に出ればみんなに見られる。それは堪えられないからだ！」
鋭く睨んだその瞳には闇が宿っていた。
Fin
激ドラゴン難しかったです(TT)口調、一人称が迷子ですが許してくださいm(__)m
リクエストありがとうございました！
これがクーデレ？:: コマさん(ライトサイド)→←幼少期からのとりあい:: エンマ大王、蛇王カイラ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くるにゃん - すみません!ありがとうございます!! (2018年8月13日 10時) (
レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - くるにゃんさん» 了解です！これの続々編で書かせていただきますね♪ (2018年8月12日 19時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
くるにゃん - リクエストいいですか? ハルヤの激甘お願い致します! (2018年8月12日 18時) (レス) id: e3284b78bd (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アミュレットさん» アミュレットさんのリクエスト続編の方で消化しました！ぜひ読んでくださいませm(__)m (2018年7月13日 11時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - アロアさん» ですよね!!トウマって、クールだと思いますよね!! では、続編でも頑張って下さい!! 楽しみにしてます!!(*´∇｀*) (2018年7月10日 18時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アロア | 作成日時：2018年6月13日 17時
