自分の中には海がある:: オロチ ページ32
私は半妖だ。そして私は龍神様に従っている。龍神様の言ったことは絶対だ。
そんな私がある妖怪に恋をした。半妖の私だが恋心を抱いてしまった。
☆★☆
朝。私はおろしていた髪をポニーテールで結ぶ。実はこの髪の毛をすごく気に入っている。だってあの人が褒めてくれたから。
＿＿綺麗だな、その髪。桃色でAの水色の瞳によく映える。
そうやって言われた以来、私の髪がお気に入りになったのだ。自分の目もお気に入りだ。
私は半妖だから自分に自信がなかった。
でも、あの人に会ってから少し自分に自信が持てるようになった。
「A。今日、キミはオロチと会う約束をしていたよね？」
「はい！」
「会いに行ってあげなよ。きっとオロチもキミのことを待ってるからさ」
「ありがとうございます！！」
オロチ………その名前を聞くだけで胸が高鳴る。
会いたい……早くあなたに会いたい。
今日もあの展望台にいるはず。
オロチがいるであろう場所へと私は向かった。
元祖饅頭も持って。
☆★☆
「あれ………いない」
いつもならいるはずのオロチが今日はいなかった。会う約束したよね？
「まだいないだけかもしれない」
しばらく待つことにした。
数分後、オロチらしき人影が見えた。
「オロチなのかな？」
そのオロチらしい影は私の方へと走ってきた。
確信した。オロチだ。
「オロチ！！」
「A！」
オロチがようやく私のもとへ来た。フッと彼は微笑むと「やっぱりAだった」と言った。
「どういうこと？」
「神楽衣装なんてAしか来てないだろう？」
「そ、そんなことないよ！多分、他にもいるよ」
「でも、その服を着ていなくてもAの妖気で分かる」
微笑むオロチに私の鼓動は早まる。
その優しげな顔が好き。その微笑みが好き。全てが好き。
「あ！元祖饅頭持ってきたよ！」
そう言えば嬉しそうに目を輝かせるオロチ。可愛いなんて思ってしまった。
元祖饅頭を一つ手渡すと一口食べた。
「美味しいな。ありがとう、A」
「えへへ//」
顔、赤くなってないかな。オロチ………大好き。
今日、言ってしまおうか。あなたが好きだと。
「A、すまない」
「え？」
「約束していたのに………Aを待たせてしまって」
「ううん、大丈夫。なにかすることがあったんでしょ？」
オロチは静かに頷いた。
自分の中には海がある:: オロチ→←心から誓えない:: 不動明王△
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アンデル - センキューです！ (2018年8月9日 21時) (
レス) id: ec2418ce23 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 編集のボタンを押して、設定マークの左のマークを押すと作品がズラララッとでるので、そこでリンクさせたい作品を選べばリンク完了です(*´ω｀*) (2018年6月15日 23時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - そうそう (2018年6月15日 23時) (レス) id: 72c08365b0 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» あ！前のやつとリンクさせるやり方ってことですか？ (2018年6月14日 16時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» ごめんなさい……私の理解力がなくて理解できませんでしたm(__)m……とにもかくにも一応七つ目はあるので……。 (2018年6月13日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年5月12日 22時
