ホラゲー:: 大やもり ページ2
「やだよ……こわいもん」
「大丈夫……俺がついてるし……」
「かもだけど……こわいものはこわいもん！！」
「大丈夫大丈夫」
ホラゲーをプレイ。
☆★☆
私は今、大好きな大やもりの膝の上にいる。それはとても幸せだけど全体的には幸せじゃない。なぜなら、大やもりがホラーゲームをしているから。
膝の上という幸福を足してもホラーゲームというこわいものをひいたらマイナスになる。結果的に全体が幸せじゃなくなる。
＜ギャァァァァォォウ！！！！＞
「きゃぁぁぁ！！！」
私はこわくて自分の両手で顔を覆った。
「大丈夫だよ。ただの叫び声だし」
「だとしても……こわいの！」
「ほら、じゃあ、俺の方に向いて」
「え？」
「見えなければ大丈夫でしょ？」
「そ、そうかな……」
でも、叫び声でこわかったし。あ、でも見てるよりはいいよね。
「ほらA。早く早く」
「あ、ごめん」
私は大やもりの方を向いて膝の上に座った。さっきより胸がドキドキしてる。だって、こっち向きだと大やもりの顔が近いから//
「あ、こわいところじゃなくなった」
大やもりはそう言うとしばらくカチカチとゲームのボタンを押している。
ちょっと気になってチラッと見るとちょうど出てきたのか気味の悪いゾンビがいきなり襲いかかってきた。
「ヒッ！！！」
恐怖のあまりに叫び声すら出せなかった。もう見ないようにしようと心に決め大やもりにギューっと力強くしがみつく。
「そんなにこわいの？」
「うん……もう、夜寝れない」
「そうなったら俺が責任とるから大丈夫」
「へ？」
「………あ」
＜ウガァァア！！＞
「ふぃっ！！？」
わけのわからない奇声が出てしまった。
「お、おおお大やもり……！」
「ﾌﾟｯ……噛みすぎ」
「声、聞こえる……！」
「うん。音出してるし」
「こわいよ！」
大やもりの顔をふと見るとニヤニヤしている。
あぁ、絶対この状況を……私の反応を楽しんでる。
「大やもり。もう、やめようよ。こわいよ…」
「俺はこわくないし」
「嫌なの」
すると、チュッというリップ音とおでこになにかあたった感触。
「ふぇ？」
「こわくなくなるおまじない」
「え、えぇ！？///」
ちゅ、チューされた！？どうしよう……おでこだけど嬉しい。
その後、私は大やもりがホラーゲームの続きをしていたがドキドキしすぎて気にもならなかった。
Fin
リクエストありがとうございました(*^^*)
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アンデル - センキューです！ (2018年8月9日 21時) (
レス) id: ec2418ce23 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 編集のボタンを押して、設定マークの左のマークを押すと作品がズラララッとでるので、そこでリンクさせたい作品を選べばリンク完了です(*´ω｀*) (2018年6月15日 23時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - そうそう (2018年6月15日 23時) (レス) id: 72c08365b0 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» あ！前のやつとリンクさせるやり方ってことですか？ (2018年6月14日 16時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» ごめんなさい……私の理解力がなくて理解できませんでしたm(__)m……とにもかくにも一応七つ目はあるので……。 (2018年6月13日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年5月12日 22時
