青春:: 蛇王カイラ ページ7
カイラとエンマがなぜか人間界の高校通っている設定。
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「よ、よろしくね……カイラ君」
高校一年生。初めて隣の席になったカイラ君は本を読んでいた。私が挨拶をするとチラリと私を見るとまた本に視線を戻した。
カイラ君の第一印象はとてもクールな人だと思った。
☆★☆
私は高校二年生。また、クラス替えでカイラ君と同じになり席もまたとなりになった。私は嬉しくて早く教室に入っていった。カイラ君は
去年と同じように本を読んでいた。
「か、カイラ君。おはよう」
「………おはよう」
……!嬉しい……。
私はひそかにカイラ君に想いを寄せている。だけど、ライバルが多い。私のように陰キャラにはカイラ君とお近づきになるなんて難しいことなのだ。
しかし、カイラ君もモテモテだけど、それと同じくらい人気な男子がいる。それは、
「よォ、カイラ。同じクラスだな」
「……エンマ」
カイラ君がエンマ君を睨み付けている。仲が悪いのかな……。
聞くところによると二人はライバルらしい。
私の知っているカイラ君は勉強もスポーツもできる文武両道ができている人。毎日、予習復習も完璧。でも、私のもっているエンマ君のイメージはそんなんじゃない。いつも遊んでいる気がする。だけど、二人は学年順位が共に一位。
スポーツも同じくらいできている。
だから永遠にライバル同士なのだと思う。
エンマ君、私が知らないだけで努力しているのかな。
「………あれ………」
エンマ君、私と同じクラス?
「キャァァ!!エンマ君とカイラ君がこのクラス!?」
「うそ!?」
「やった!」
……あ、女子がうるさい。
「てか、あの子なんなの?イケメンに囲まれて、しかもカイラ君の隣!?いいなぁ」
「エンマ君の隣の子もいいなぁ。ってカイラ君とエンマ君席が前後なの!?」
………っ……女子のジェラシーがすごい。私、この先大丈夫かな。
「おい、A」
「……か、カイラ君?」
嬉しい……名前を呼んでもらえた。
「大丈夫か?」
「うん、ありがとう。心配してくれて」
「ああ」
「珍しいなぁ。カイラが女子と話すなんてな。お前、Aっていうのか?よろしくな!」
「よ、よろしくね。エンマ君」
私はカイラ君を盗み見る。
か、カッコいい。
「A、顔赤いけど大丈夫か?」
「大丈夫……だよ、心配してくれてありがとう。エンマ君」
カイラ君を見てて赤くなったなんて言えない。
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縁儺 - ダレノモノ?でちょっとヤンデレイラストを思い付いた…(コロナ中の癖に) (2022年9月6日 8時) (レス) @page40 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - ありがとうございます! (2018年5月19日 16時) (レス) id: 72c08365b0 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 分かりました!続編の方で書かせていただきますね! (2018年5月18日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - リクエストでミッチーのヤンデレお願いします! (2018年5月18日 20時) (レス) id: 72c08365b0 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 狼の歌姫さん» 了解です!! (2018年5月11日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2018年4月6日 14時