コーヒー:: コマさん ほのぼの ページ33
「コマさん！」
「あ！Aズラ！」
私のもとにコマさんが嬉しそうに走ってくる。ふふ、相変わらず可愛いなぁ。見ていて癒される。
「A、今日はどこに行くズラ？」
そう。私とコマさんは今いろんなお店を一日ごとにまわっているのだ。
「んーとねー、今日は昨日から目をつけていた喫茶店に入ろうか」
「もんげー！！喫茶店ズラか！」
コマさんの目が分かりやすくキラキラと輝きだした。そんなにいいものなのか。
「オラ、こう見えてもコーヒーが飲めるんズラよ」
「そうなの！？」
意外だ。だってあのコマさんがだよ！？コマさんはジュースとかカフェオレとかまぁ、可愛らしいものを飲むかと思っていた。それがコーヒーときたのだ。本当に意外すぎる。
コーヒーって砂糖とミルクを入れて飲んでるのかな？もしかしてブラック！？
「入るズラ！」
コマさんはウキウキしながら喫茶店に入っていった。私も遅れないように慌てて後ろについて行く。
「いらっしゃいませ〜。お席へご案内します」
店に入れば女性店員の声。比較的喫茶店は女性が多いようだ。いや、やっぱりと言った方がいいのかもしれない。
「オラ、久しぶりに喫茶店に入ったズラ。しばらく入っていなかったから緊張するズラ」
「コマさんは喫茶店に通ってたの？」
「ズラ！」
嬉しそうに返事をしてくる。コマさんにとって喫茶店にはなにか思い出があるのだろうか。
「ご注文はお決まりになりましたか？」
お水を持ってきた店員は私たちに言う。まぁ、私は最初から決まっていたけどコマさんはどうだろうか。
「オラは決まってるズラ。Aは？」
「私も決まってる。先に注文していいよ」
「じゃあ、オラはコーヒーで」
コーヒー………やっぱり！すごいなぁ。………私もコーヒーを頼むけど。
「私も同じで。あと、このパンケーキを」
「はい、わかりました」
私の目的はこの店のパンケーキ。広告で見たときすごく美味しそうだった。
数分後。
頼んだコーヒーとパンケーキが届いた。
「美味しそうズラね！」
そう言いながらコマさんはコーヒーを飲んだ。ミルクも砂糖もいれずに……つまりブラックで。
「え？コマさん？ブラック飲めるの？」
「最初は苦くて苦手だったズラけど毎日飲んでたらいつの間にか飲めるようになってたズラ！」
「へぇ〜」
そっか。あのときか。
恋をしていたコマさんはとても可愛かったなぁ。
一口パンケーキを口に含んだ。
Fin
友達！:: 天野ナツメ 友情もの、多分→←medicine:: 女郎蜘蛛△
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縁儺 - ダレノモノ？でちょっとヤンデレイラストを思い付いた…(コロナ中の癖に) (2022年9月6日 8時) (
レス) @page40 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - ありがとうございます！ (2018年5月19日 16時) (レス) id: 72c08365b0 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - アンデルさん» 分かりました！続編の方で書かせていただきますね！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - リクエストでミッチーのヤンデレお願いします！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 72c08365b0 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 狼の歌姫さん» 了解です！！ (2018年5月11日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2018年4月6日 14時
