膝枕:: ぬらりひょん ページ41
あなたの隣にいることが私にとって幸せなことなんです。
☆★☆
「ぬらり様!おはようございます!!」
「Aか。おはよう。いつも早いな」
「はい!」
だって、早起きしたらぬらり様と二人きりだから。
私はあなたと二人きりのこの時間が一番嬉しいんです。日頃の疲れがとれてしまうんです。
「どうした?ニヤニヤして」
「えっ!私、ニヤニヤなんてしていましてか?」
「ああ」
「す、すみません」
「大丈夫だ。むしろ、新しいAの顔が見られてよかった」
「ぬらり様//」
私がこのエンマ大王様の屋敷で働き始めたのは最近。メイド募集をしていたのを見つけて誰よりも先に応募しようと思って応募したところ私が一番だったみたい。
そのあとは採用試験を受けて今に至る。
「メイドは大変ではないか?」
「……たしかに大変ですがぬらり様やエンマ大王様の笑顔が見られるならこれくらいどうってことないです」
えへへと笑うとぬらり様も微笑んでくれた。
今の顔は私の頭の中で永久保存です。
「A、ちょっとは休んだ方がいいだろ?」
「そんなことありません!私は頑張れますよ!」
あなたのために。
「そうか。だが、疲れが顔に出ているぞ」
「え!?」
「こっちに来い」
ぬらり様はイスから立ち上がりソファーに座った。
すると、隣の空いたところをポンポンと叩くとこっちに来いと手招きしてきた。
「へっ!?……//」
そんなっ!!ぬらり様の隣に!?
「ししし、失礼します」
私は固くなりながらぬらり様の隣に座った。
どうしよう。顔が真っ赤だ。まともにぬらり様と会話も出来ないかも。
「A、頭をここにのせてくれ」
私はぬらり様が言ったところを見る。そこはぬらり様の膝だった。
「……え///」
ぬ、ぬらり様が……ぬらり様がこんな私に膝枕をしてくれるのですか!?
「いい、いいのですか!?」
「ああ。私がいいんだ」
私は恐る恐るぬらり様の膝に頭をのせた。
ぬらり様の顔は見えないように頭をのせた。
「A、いつもありがとうな」
「……はい//」
「大丈夫か?リンゴのように真っ赤だ」
「す、すみません///」
こんな状況で緊張しない方がおかしい。
「なにか、してほしいことはあるか?」
…ぬらり様の恋人にしてほしいです。
……なんて言えるはずもなく。
「頭を撫でてくれませんか?」
「分かった」
頭を撫でてくれただけでも幸せです。
Fin
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アロア(プロフ) - 愛鬼さん» 大丈夫ですよ〜♪♪更新は人それぞれのスピードですから(*^▽^*) (2018年6月9日 13時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
愛鬼 - 最近サボってごめんなさい。 (2018年6月9日 12時) (レス) id: 5abad0e674 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 狼の歌姫さん» 五月ですね!ありがとうございます!! (2018年4月6日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
狼の歌姫(プロフ) - 大丈夫です。頑張ってください。 (2018年4月6日 21時) (レス) id: aaa26940b9 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 狼の歌姫さん» 分かりました(*^▽^*)質問いいですか?四月の月イベではなく五月ですよね……?すみません!理解力がなくて!! (2018年4月6日 21時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2018年1月2日 16時