往診:: Dr. カゲムラ★ イデア博士様からのリクエスト ページ22
「A、風邪とは本当か？お前さんでも引くのだな、風邪」
「先生！？」
寝込んでいる私のもとへと現れたのは、Dr.カゲムラ、カゲムラ先生だ。
「冷やかしなら帰ってください！」
風邪菌で喉を痛めて、声を出すのもつらい。それても頑張って出した。
「そう喚くな。せっかくこの私が往診に来てやったというのに」
「へっ！？」
驚きが隠せない。普段の先生なら往診なんてしてくれないのに。私にだけ。
「まずは熱をはかろうか」
差し出された体温計を取り、脇に挟む。しばらくしてからピピッと音が鳴った。先生は私から体温計を受けとると、フッ……と笑い「やはり馬鹿でも引くのだな」なんて失礼なことを言ってきた。
「そんなに言うならもういいです！」
ふて寝してやりますよ。ふて寝。先生なんて知りません！！
「お前さん、薬を飲まなくても大丈夫なのか？」
「ふぇ……」
「見るからに辛そうだが？この私が調合した薬を飲むといい。すぐに効く」
フラスコの中の液体を無理矢理飲まされた私。息ができなくて正直死ぬかと思った。でも、先生の薬はすごい効き目だってことを知っているから、一生懸命残さず飲んだ。
「おお。お前さんすごいな……だが、残しているぞ？」
「へ？」
「ここだ」
先生はそう言うと、私の唇をペロリと舐めた。
いきなりのことで思考回路が停止してしまう。先生は、いきなりなにをしてきたというのだ！？
徐々に先生の舌が首を這うようにしておりてきて、鎖骨辺りで止まった。そして、チュッという音と共にチリッとした痛みが走った。
私から離れた先生はとても満足げに笑っていた。
「せんせ……？」
ちょっと先生の舌がくすぐったかった。
「そこには、私が往診したという記録が残された」
鏡の中にうつる私の鎖骨辺りには、さっき先生がつけたであろう紅い花弁が散っていた。
「こんなところ……下手したら……」
「見える……か。お前さんは自覚が足りないようだから十分ではないのか？」
「ちゃんと自覚してます！！」
「では、それを隠すことがないように。いいな？」
「それは無理……でぅむ…！？」
無理ですと言いきる前に、先生が強引にキスをしてきて、かつ深い方をされてしまった。生き物のように口の中で動き回る舌にほだされながらもなんとか先生を引き剥がすことができた。
「これからだというのに」
「病人に無理させないでください」
Fin
二つのリクエストありがとうございました♪
危機回避は不可能:: フクロウ、洞潔、酒天童子★★ 林檎茶様からのリクエスト→←実験結果:: ゼロ博士★★ イデア博士様からのリクエスト
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました！はい！頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます！トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして！！わぁぁぁ！ありがとうございます！！(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております！リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇｀*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2019年2月16日 16時
