改めて:: 天野ナツメ(少し?)、不動明王ボーイ(に寄ってる) SRKB様からのリクエスト ページ3
『前みたいに』の続きです。
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今、ナツメ達は窮地に陥っている。彼らはあの、空亡に追われているのである。ナツメが姫だということは明らかで、姫の力で追い払えばいいのだが、完全に覚醒していないため太刀打ちできないのだ。
「……はっ!!」
ナツメ達が空亡に追いつかれ、もう終わりかと思ったそのときに、一瞬の出来事が起きた。
空亡が一瞬で消滅したのだ。
「………A」
ナツメ達を庇うように立っていたのはAだった。そう、彼女が持っているアシュラ豪炎丸の一振りによって空亡を消しはらったのである。
「A、ありがとう!」
「………勘違いするな。我が助けたのはあくまで姫の力を秘めているお前を消滅させないためだ」
☆★☆
空亡事件が起きてから、Aは無理矢理ナツメ達と交流させられるようになった。始めのうちは嫌がっていたが、今ではだいぶ馴染んでいる。前のような可愛らしい笑顔を時折見せるときがある。
「猫………」
Aは猫を見つけ、猫の頭を撫でた。覚醒したあとのAでは考えられないことであったが、ナツメ達との交流のおかげか、だいぶ心が丸くなったようだ。ただ、前ほどではないが。
それを見ていたナツメは少し嬉しそうにしていた。
彼女は猫の頭を最後に一撫でしてから、ナツメと共に妖怪探偵団の事務所へと向かった。
「…………チッ」
事務所に入って早々、舌打ちをした。してしまう要因があるのだ。
「Aー!!」
「ボーイ………」
Aは不動明王ボーイが苦手だ。なぜなら彼はAの天敵であるチョコを好んでいるからだ。そんな彼に好かれてしまったA。
「Aー!オレサマはAのことが大好きだぞ」
チュッと可愛らしいリップ音をたて、ボーイはAの頬と唇にキスを送った。
「っ〜……!!」
そのボーイは先程までチョコボーを食べていた。ゆえにAはチョコがついた唇でキスをされるという地獄を味わってしまい、そのまま気絶してしまった。
主の危機を察知したのか、いつの間にか酒呑ハルヤと洞潔がいた。彼らは気絶した主を運び出したのである。
………以来、Aはボーイを恐れるようになり、自分見えなくなるお札をはったり彼がいない間に事務所に身を隠すようになった。
「A、大丈夫?」
探偵団のメンバーも苦笑いを浮かべている。
「あ、兄上様と呼べ」
おびえながらも言うAにナツメ達は笑いあった。
Fin
リクエストありがとうございました!
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました!はい!頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます!トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした!!これからも頑張ってください!! (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして!!わぁぁぁ!ありがとうございます!!(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております!リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇`*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年2月16日 16時