夏祭り:: 酒呑ハルヤルート★ A☆K様からのリクエスト ページ11
ハルヤ様と島之内と私で来ていた夏祭り。島之内は途中、生徒達のテストの丸付けが終わっていないという理由から家に帰ってしまった。
「ハルヤ様。どこか行きたいところとかありますか?」
「特にない………そういえば、まだなにも買っていなかったな。なにか欲しいものでもあるか?」
「……へ!?そんな………ハルヤ様に買ってもらうだなんて滅相もない」
「遠慮するな。綿菓子でも買うか?」
「う、それは私が子どもっぽいと言いたいんですか?」
「ああ」
「失礼ですね!それならハルヤ様はクレープを見て目を輝かせていたじゃないですか!」
「………そんなはずはない」
「そうですよ!」
「…………俺が子どもっぽいって?」
私の顎を持ち上げ、目を細めて私を見つめてくるハルヤ様は子どもっぽいなんて言葉が似合わない。
「………ハルヤ様!人がいるんですよ!?」
「そうか、人がいなければいいのか」
「ダメだこの人!」
私はちょっと危険なハルヤ様から距離を置き、クレープ屋さんへと向かった。そこでハルヤ様が釘付けになっていたイチゴスペシャルを頼む。ちなみに私の分も。
「彼氏の分かい?イチゴおまけしておくよ」なんて言われて普通より多くしてもらえた。
「A、どこに行っていたんだ?」
「………これをどうぞ」
「これは………!」
イチゴスペシャルを彼に差し出せば、生唾を飲み込みながら、恐る恐る手を伸ばしてくる。
そんなハルヤ様が可愛くてつい意地悪したくなる。
「A」
「はい」
「ありがとう」
「いえいえ」
二人でイチゴスペシャルを美味しくいただき、少しベンチで座ることにした。
「A。子どもっぽいというのは嘘だ。今日のAはいつも以上に色っぽい。……浴衣がいけないんだ」
「え……///」
ハルヤ様、それは不意打ち。突然そんなことを言われたら顔が赤くならないはずがない。
「は、ハルヤ様!」
帯に手をかけほどいてくるその手を払い退けようとしたけれど掴まれてしまった。
「ダメです!」
「人避けはしてある」
…………いつの間に!?
「クレープもよかったが、クレープと似たような浴衣を着ているAも食したいな」
「ひっ///」
首をペロリと舐められ思わず肩が跳ねた。
「さて」
パチンッとハルヤ様が指を鳴らすと周りの音が聞こえなくなってしまった。彼は目を妖しく光らせ囁いた。
「いただくとしよう」
Fin
三つのリクエストありがとうございました♪
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました!はい!頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます!トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした!!これからも頑張ってください!! (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして!!わぁぁぁ!ありがとうございます!!(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております!リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇`*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年2月16日 16時