前みたいに:: 天野ナツメ SRKB様からのリクエスト ページ1
「初めまして!!私の名前はAです!皆さん仲良くしてください」
Aはナツメ達のクラスにやって来た。
彼女は全員に平等にとても優しく、持ち前の明るさで皆に好かれていた。ナツメとも仲が良かった。それに容姿もよくアヤメのファンにも見惚れられてるくらいだ。
「ナツメちゃん!見てみて!このチョコ美味しそうだよ〜甘いものっていいよね〜!私、辛いものってちょっと苦手なんだ」
「そうなの?わぁ!ホントだ!美味しそう!!それにしても、その服可愛いね!Aにピッタリなワンピースだよ!」
「本当!?ありがとう!嬉しいな!!」
「あ!猫が怪我してる!!」
「どこ!?ナツメちゃん!」
「あそこ」
「いけない!」
ポニーテールにした黒髪を揺らしながら猫のもとへ走るA。
ナツメとは休みの時でも一緒に遊びにいくほどの仲であった。そして、Aは怪我をしている野良猫や野良犬の手当てをするほどの優しい優しい女の子であった。ナツメはそんな彼女の友人であることに誇りを持っていた。しかし、関係が崩れたのはとても小さなきっかけであった。
「A」
「ハルヤ君!どうしたの?」
「あなた様は人間どもと仲良くしてはいけない存在なのです」
「え?」
「あなた様は我らが姫、朱夏様の兄上……鬼皇帝様なのです!!」
「へ?」
ハルヤは酒天童子の姿になると、その横にはいつも付き従えている洞潔の姿もあった。
「ハルヤ君!?」
「ああ………陛下」
酒天童子は嘆く姿を見せてから、Aの手の甲をそっと取ると、手の甲にキスを落とした。
「…………ぁ」
一つ一つのピースが繋がるように、Aの記憶も繋がっていった。そして、酒天童子が言う『鬼皇帝』として目覚めたのである。
「ああ!我らが陛下!あなた様が覚醒するのをどれだけ待ちわびたかっ!!」
「酒天童子」
「はっ!なんでしょうか」
「我を覚醒させてくれたことを感謝する」
「私にはもったいないお言葉でございます」
A、否、鬼皇帝の前に一匹の猫がいた。かなり衰弱しておりもうすぐで息を引き取るところである。
「………猫か」
しかし、Aは助けようともしなかった。鬼皇帝と呼べるにふさわしい冷酷な性格へと変わってしまっていたのだ。
「して、酒天童子らよ。貴様らはなにを目的としている」
「はっ………簡単に言ってしまえば妖魔界の支配でございます」
「なるほど。よし、我もその計画にのろう。面白そうだ」
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました!はい!頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます!トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした!!これからも頑張ってください!! (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして!!わぁぁぁ!ありがとうございます!!(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております!リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇`*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アロア | 作成日時:2019年2月16日 16時