それを愛と呼ぶなら:: 酒呑ハルヤ★★▼ ベルナデッタ様からのリクエスト ページ46
「はぁー」
目の前にいる彼からため息がこぼれた。
「ハルヤ？」
「分かっていない。お前はまるで分かっていない」
「………なにが？はぅｯ……//」
ハルヤはAの滑らかな白い肌に手を滑らせる。
「俺はお前を愛している」
「………私も愛してるよ」
ハルヤは毎日Aに愛を囁く。
Aはハルヤの愛を受けいれている。
純粋な彼女は彼の歪んだ愛が分からない。けれど愛されていることは直接教え込まれているし十分に理解している。
「お前は俺の『愛』を理解していない」
「してるよ？」
「違う………きっとこの先も理解してくれないんだろうな」
Aがハルヤの狂気に満ちた愛を理解しなければ、真に『理解した』とは言えないのだろう。
だが、それは永遠に無理な話なのだ。
彼女は誰よりも純粋無垢なのだから、そういった『愛』が分からない。
でも、ハルヤから受ける愛を誰よりも享受している。彼の愛を受け入れている。
それは歪な愛を理解していないからなのだ。
ただ、普通の人間ならば純粋で所謂ヤンデレというものを知らなくてもこのような愛を受け入れることらないだろう。これはやはり、Aがハルヤを大好きだからできることなのだ。
「はぁ……お前は本当に美しいな」
Aを組み敷いているハルヤはうっとりと、しかし切なげに言った。
「そんなAにはこうしてやる」
ちゅぅ……ときめ細やかな白い肌に映える紅い華を咲かせていく。
「ハルヤ……あんまりつけないで……ひゃｯ」
大量に咲いた紅い華。
つけた上から華をペロッと舐める姿はなんともいやらしい。
「ねぇ」
「なんだ」
「明日……外に出てもいいかな」
「ダメだ」
「そっか……」
「なぜ外に出たがった？理由によっては痛くするぞ」
「痛いのは嫌。………明日、雑貨屋さんに行きたかったの」
「雑貨屋？」
「うん。だって明日は私がハルヤと出会った日だから………ちょっとお部屋を装飾したかったなって思ったの」
「……ああ。明日か。………Aは覚えていたんだな」
「当たり前だよ。だってハルヤのこと大好きなんだもん。世界でただ一人、愛している人だから」
「その言葉を俺以外に向けるな」
「ハルヤにしか向けない」
Aはハルヤの首に腕を回して、自分に近づけ自らキスをした。馴れないものだったが必死に頑張った。
「明日は……ケーキを買ってくる」
「ありがと」
Fin
二つのリクエストありがとうございました！
それでもあなたの騎士(ナイト):: ミッチー△ (落ちは義経) 青子様からのリクエスト→←三人なら:: 月浪トウマ、酒呑ハルヤ★★ ベルナデッタ様からのリクエスト
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました！はい！頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます！トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして！！わぁぁぁ！ありがとうございます！！(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております！リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇｀*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2019年2月16日 16時
