そうです、幻王なんです::妖怪探偵団 ギャグ？ 3K猫様からのリクエスト ページ5
「ちーがーうっ！！」
朝の穏やかな時間は幻王の怒号によって終わった。
「アンタ達違うって！！アタイの言ってること理解してる！？………もうっ！」
幻王であるAはぷりぷりしながら人間界に向かった。彼女の目的はもちろん
「やっほー！アタイだよー」
「アタイアタイ詐欺かよ」
「煩いアキノリ」
「やぁA」
「やぁやぁトウマ。あ！ナツメ〜頼まれてたやつできたよ」
「わぁ！ありがとう！！」
Aは幻王だからか、それとも元からの性格なのか分からないがとても頼れる妖怪だ。そして、姉御肌。変に気取っていないところがAが人気である要因の一つだ。
「あれ？朱雀は？」
「召喚するか？」
「いや、いい………うん」
朱雀が剣舞魔神の姿に一時的になれなくなったのは幻王であるAを『幻王ちゃん』なんて呼んだことからだ。朱雀をそのようにしたのは幻王ちゃんと呼ばれたことに怒っているのではなく、照れからきたものだった。だが、朱雀は怒ったと思っているだろう。
「Aさんは幻王だから忙しいんだよね」
「ん、そうだよ。アタイは忙しいんだけどアンタ達に会いに来てる」
「ごめんね」
「アヤメが謝ることじゃないさ、アタイが会いたいから来てるだけ」
アヤメの頭を優しく撫でてやると、ふにゃりと花が咲いたように笑うアヤメ。その笑顔にアキノリはやられた。
そして、Aの手は誰かによってはたかれた。彼女は驚くがすぐに自分の手をはたいた犯人を見つけて睨み付けた。
「不動明王………」
「オレサマはボーイだ！っていうか！なんでアヤメの頭は撫でてオレの頭は撫でてくれないんだよー！」
どこからわいてきたのか、不動明王ボーイが現れた。
「ん？だってボーイはいなかっただろう？」
「だーけーどー！！」
「我儘言うなよ、ボーイ。Aだってアヤメさんが撫でたかったんだよ」
「ありがと、アキノリ。そして『アヤメさんが』っていうところが意味分からなかったな。それはアタイが故意にボーイを無視してアヤメを撫でたみたいな言い方じゃないか」
「そうじゃないのか？」
「違うわ！」
「………なんだろう………すごい……漫才を見ているみたい」
「アハハ………トウマもそう思う？」
「うん。Aが幻王らしくないからかな」
今日も今日とて平和な探偵団にみんなに頼られ好かれている幻王様が現れる。
Fin
リクエストありがとうございました♪
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アロア(プロフ) - ベルナデッタさん» こちらこそリクエストありがとうございました！はい！頑張ります(*≧∀≦*) (2019年7月29日 7時) (
レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルナデッタ(プロフ) - アロアさん» リクありがとうございます！トウマ&ハルヤの取り合いとヤンデレハルヤ最高でした！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月29日 1時) (レス) id: d89a449142 (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - 床に寝転ぶ猫さん» 初めまして！！わぁぁぁ！ありがとうございます！！(*^▽^*)リクエスト了解しました〜♪♪ (2019年7月26日 20時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
床に寝転ぶ猫 - 初めまして!何時も楽しく拝見させていただいております！リクエストなのですが洞潔または島之内先生の★★お願いしますm(_ _)mたくさんリクエストあると思うので大変かと思いますがお願いしますm(_ _)m (2019年7月26日 15時) (レス) id: 52e5b5915e (このIDを非表示/違反報告)
アロア(プロフ) - りーあさん» 分かりました(*´∇｀*) (2019年7月21日 17時) (レス) id: dbf84190b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アロア | 作成日時：2019年2月16日 16時
