バイト首になってぶっ倒れたら拾われてました【stxxx】

15話 ページ16

Aside




やあみんな(？)

わたしはね、今試着室の中にいるんだ☆


これで今日着替えるの7回目☆☆☆☆

メンバーに服渡されて「え」ってなったのが約10分前


うちの早着替え技すごくね！？！！！？

カーテンを開けては「似合う」と「かわいい」しか言われず精神的にしにそうになっている現在15:30

そろそろふわふわのソファに寝転びたいものだが


次着るのがラストみてえだしがんばろ

えーと、次は、





………………じぇる、っと



『…ジェルくんだけは裏切らないって信じてたのに』

ジ「ん？」


まじふざけんなようちは人形じゃねえぞ


『…………………』






あぁ、最悪だ。








・








うちの好みにぴったりじゃねえかよ



ーーーーーーーーーーーーー



ジ「っえ、めっちゃ似合っとるで！！！！」

『うるさい』

さ「いんじゃね？なんやかんや1番似合ってる」

『やめてくれ精神的に寿命が終わる』


ほんとにどんだけ褒め称えられるんだよ (そこまで言ってない

無職の女たかっても何も出てこねえぞ若者よ (年上



ジ「すみません、これ下さい」

店「かしこましました！！」

莉「あ、俺のもーー！！！！」

さ「俺らのも！！」


は


ざけんなよ




1日で服6着増えるとか世界線狂ってんのか



いやこの人らと行動してる時点で地球には住んでないわ




『……さて、いくらになるかなあ、』


財布と相談しながらレジへ向かう。

仕事決まったけど金は全然ないしな


さ「え、お前何財布持ってんの？」

『え、カードですか？』

こ「いらないよ」

『あげませんよ』

さ「勘違いも甚だしいな」


？？？？？？がち意味わからん


さ「こーゆーのは？？？」

『任せろ破産してやる』

さ「ちげえよ男が払うだろ常識考えろ」

『わたしの常識はこれです』


たからないのか珍しい人種だな

ああそうだ王子だったわ (再確認


ジ「はいっ、」

『まって、くそでかくねかばん』

こ「そりゃ6着も入ってんだもん」

『待って値段やばくね？』

ジ「ゆーてやよ？さんまん、、とか？」

『3万あったら1週間は充実した生活送れるわ』

さ「無理だろ」

ジ「どんな生活してきたんほんま、…」

『高級住宅街の隅にあるスラム街みたいな』

ジ「怖すぎん」





『私はあなた方の方が怖いですけどね』




莉「あれ」







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