一ツ眼リッパー殺人事件 １話 ページ42
季節は秋の終わり。
少し肌寒くなってきた通学路で
私は、2人の仲のいい友達と笑いふざけあっていた
笑って過ごす楽しい時間はあっという間で
別れるところまで帰ってきて話を切り上げた
彼らと別れてひとりきり
路地裏で
そこで私が見たのは…
＿＿＿＿＿＿＿血を流し倒れる男子と
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿一ツ眼の殺人鬼
目を覚まし目に入ったのは白い壁
そこは清潔感のある広い近くの病院で
すぐに駆け寄った2人の男の子
あの日、一緒に帰った2人だった
2人は汗をかいていて、私が起きたことに安心したような息を吐いた
ナースコールして、医者に体を少し診てもらったあと
私は彼らとあの日のことについて話した
「君と同じ様に切り裂かれ、死んじゃった人がもう2人もいるんだよ」
「…え」
衝撃だった
確かに最近物騒だとは聞いていたし、ニュースでも騒がれていたけれど
頭が痛い
あの時、私はどうなったんだっけ
「警察の人があとから話を聞きに来るらしいけど…大丈夫？」
「…うん」
警察から話を聞いても、犯人はわからなかった
…犯人は誰
考えてもわからない
この事件ただ1人の生き残りは頭を悩ませる
憶えてるのは…ひとつ
あの不気味な仮面と真っ赤な辺りだけは眼に焼き付いて離れなかった
その時、彼女の脳裏に恐ろしい考えが浮かんだ
少しだけ思ったこと。…思ってしまったこと
血の繋がらない愛しい弟のこと
黒髪の優しい…そして、少し前からおかしくなってしまった弟のこと
「僕だけの姉さん」
そう言っていつも私に笑いかける弟のこと
最初は少しだけだった疑惑は、考える程に大きくなっていく
「まさか…そんな訳ない……けど…」
彼はとても臆病な男の子で
少し誤解されてしまうこともあるけど
だけど本当は優しい人なのに
毎日お見舞いに来てくれる優しい弟
そんな弟に少女はいつから怯えてた
…姉に執着する異常な弟に
聞けば被害者は皆私の知ってる男の子らしい
あぁ、もっと疑惑が大きくなる
元々軽傷だったこともあって、あまり日も経たないうちに退院することになった
看護師さんに貰った花束を抱えて病院を出る
視線を感じた
帰り道
ずっと
後をつけられている
怖い
家に帰っても見られているような感覚が抜けない
あぁ、辛いなぁ
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レイン - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2019年8月15日 0時) (
レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» 了解しました！多分続編で書かせて頂くことになると思いますが、気長にお待ちください！ (2019年8月13日 11時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 「闇色アリス」と「十三番目の黙示録」をお願いします (2019年8月13日 11時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - モモンガさん» リクエストありがとうございます！「アスノヨゾラ哨戒班」ですね！了解しました！ (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» あと魔女の物語はこれで終わりです！中途半端で申し訳ない！あと朝は間違ってレインさんに返信してしまいすみませんでした！消しとくんで見て見ぬふりお願いします(´>∀<｀;) (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいだらぼっち | 作成日時：2018年6月13日 17時
