ポンコツディストーカー １話 ページ40
＿＿_＿現世の欲求が形をなす
______それはユメ、やさしいユメの世界
______空蝉の後悔が嗤い出す
______それもユメ、かなしいユメの世界
この町は、少し特殊だ
こんなにも人に妖怪が紛れている町を、私は見たことがない
それはきっとあの山の上の神社のせい
あの神社も少し特殊
…まぁ、そんな私も妖怪なわけだけど
私は「獏」
夢を食べる
昨夜もたくさんの夢を食べた私は、少し心配なことがあった
「あの子…随分魘されてたけど…」
今ここにいる理由は、彼が気になったから。それだけ
「…あ」
彼の姿にかけかけた声を引っ込める。
隣にいたのは片目の女の子。楽しそうに彼と話てる
心の中のモヤモヤを押し込めて遠くなった彼らの姿を追いかけた
痛い心を無視して歩く。
教室に入って、仲のいい元気な友達に挨拶した。飛び出した猫耳を見ないフリして席についた
…ちなみに彼女は猫又である
1人でいる片目の彼女の羨ましそうな視線も無視をした
このおかしな町のめんどくさいこと全部、夢みたいに食べてしまえたらよかったのに
いつも通りの一日がすぎてまた夜がやってくる
夜になって夢を齧って昼になって友達と話して
夜になって、昼になっての繰り返し
君は毎日魘されてて、私はその悪夢を毎日齧ってる
ただ君が魘されてるのを見たくないだけ
決して名前なんて名乗らない
この恋が実らないのは知ってる
所詮私達は人間と妖怪で
だから、陰ながら守ってるから
嫌な悪夢も怖い事実も私が変えて魅せてあげる
君のココロが壊れてしまわないように
どんな夢を見ても、それは全部嘘。フィクションだ
優しく悲しいフィクションに、少しの間だけでも浸かってしまえば楽なんだから
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レイン - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2019年8月15日 0時) (
レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» 了解しました！多分続編で書かせて頂くことになると思いますが、気長にお待ちください！ (2019年8月13日 11時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 「闇色アリス」と「十三番目の黙示録」をお願いします (2019年8月13日 11時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - モモンガさん» リクエストありがとうございます！「アスノヨゾラ哨戒班」ですね！了解しました！ (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» あと魔女の物語はこれで終わりです！中途半端で申し訳ない！あと朝は間違ってレインさんに返信してしまいすみませんでした！消しとくんで見て見ぬふりお願いします(´>∀<｀;) (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいだらぼっち | 作成日時：2018年6月13日 17時
