ボカロ好きのボカロ好きの為のボーカロイド短編集【リク募集中】

右肩の蝶 １話 ページ32

＿＿＿右肩に紫蝶々

＿＿＿キスをしたこの部屋の隅で

＿＿＿切ないという感情を知る

＿＿＿響くピアノ


＿＿＿不響和音






私は双子の弟であるレンを愛してる


双子なのに愛してるなんて変…と思うかもしれない

…それでも、私はレンを愛してるんだ

もちろんlikeじゃなくてLoveのほう

いつからかそんな想いを隠してた


隠してて…このまま一緒にいられるなら…と思って



でも、生まれてからずっとずっと隣にいたのに、いつか離れなきゃいけないのかもしれない

…そう考えるとどうしても切なくなってしまう。

その感情をのせてピアノを弾いた

そんな感情をのせているからかいつも私の音楽は不響和音みたいにざわめいているみたいだった



でも先日、私達の愛が確かになった

この部屋の隅でキスをしたの

ずっと愛してたんだっていう言葉付きで

双子だから、お互いの感情には鋭くて嘘じゃないと思った


こんな切ない気分になった時はいつもレンとしたキスを思い出す。


甘くて切なくて優しいあのキスを…

こんなにも愛し合っているはずなのに、双子という関係性が私たちの愛を阻む


いつも皆私達が仲が良すぎると噂してる。
…特に噂好きの女子達とか

そんなの考えなくていいとは思ってるけど、気にしちゃう

あぁ、いっその事誰も私たちのことを知らない所へ行ってしまいたいな

レンのどこがいいかなんて聞かれても困る。恋なんていつの間にか始まっているものでしょう？


無性に外に出たくなった

散歩したい気分

私は少し化粧をして、私は部屋の外に出た

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