2話 ページ21
宴が終わり一夜明け住人達は大きな部屋に集まった
メイド「大変♪村娘さんがいません♪」
あたりを見渡しても村娘の姿は全く見えなかった
まだ寝ているのかも…と村娘の寝ているはずの部屋にはいなかった。
何せこの館は広いから、迷ったのだろうと思った
その時不思議な音がした
お嬢様「ねぇ、耳を澄まして?」
何処からか聞こえてくるドンドンと止まらないその音は心做しか強くなっていくような気がした
住人達はその音の正体を探した
なんの音かを考えているとメイドが異変に気づいた
メイド「あら、なんてことでしょう♪」
皆がメイドが見ている物に目を移した
そこにはページの破られた【台本】
盗まれたとひと目でわかるページ
犯人探しが始まるが結論は出ない。
消えた村娘に破られたページ
…いつも通りの中盤の舞台
台本が無いと舞台は進まない
所詮彼らは役者。台本がなければ動かない
犯人がわからないまま時間も舞台も進んでいく。【時計の針】を置き去りにして
時間に刻まれぬまま眠っている本当の【アナタ】と真の終わりを皆探している
何が足りないのかもわからず必死に演じる役者達
まだまだ犯人探しは終わらない
一方、村娘も音のなり続ける方へと向かっていた
交差する考え…すれ違う願い…まじわらない想い…
少年人形「ネェ、怪シイ手紙ガオチテルヨ」
それは村娘が来る時に握りしめていた手紙
住人達は手紙の中身を確かめる…
村娘も棺の中身を確かめる…
村娘の持っていた手紙の中身…音のなっていた棺の中身…
中に入っていたのは…?
「「ぴったりサイズの白い紙!」」
村娘「みーつけた」
住人達はその手紙の中の白い紙を台本の破れたページに当てた
台本を元通りにして舞台を進めて狂った時を戻すために
…完璧な舞台に直すために
さぁ舞台の再開だと喜ぶ住人達
台本は浮き上がり光り始める…だが
村娘「ちょっと待って!それは次のページじゃない!正しい時は進んでいません!何故ならその手紙はEndinG!」
叫んだ村娘
でももう遅い…彼らは間違ってしまったのだから
やがて、時間も舞台も一気に進んでいく
白紙はBADに染まる
だって白紙じゃ客も役者も満足しないのだから
____________ならば…白紙じゃなければ…?
気づいたところで時間切れ
さぁ、この舞台ももうおしまい
また今夜会いましょう
ーーーーーBADENDーーーーー
________________Twilight ∞ nighT→EveR ∞ LastinG ∞ NighT
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レイン - ありがとうございます!楽しみにしています! (2019年8月15日 0時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» 了解しました!多分続編で書かせて頂くことになると思いますが、気長にお待ちください! (2019年8月13日 11時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 「闇色アリス」と「十三番目の黙示録」をお願いします (2019年8月13日 11時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - モモンガさん» リクエストありがとうございます!「アスノヨゾラ哨戒班」ですね!了解しました! (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» あと魔女の物語はこれで終わりです!中途半端で申し訳ない!あと朝は間違ってレインさんに返信してしまいすみませんでした!消しとくんで見て見ぬふりお願いします(´>∀<`;) (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だいだらぼっち | 作成日時:2018年6月13日 17時