3話 ページ19
昨日の宴ではあんなにも楽しそうに笑いあっていた館の住人達は険悪な雰囲気で犯人探しを始めた
誰が…どうして…なんのために…
みんながみんな疑っていた
破られたであろう時間に何をしていたかを言い合った。喧嘩に発展しそうになっても誰も止めなかった
______だがこの状況を楽しがっている人間が一人…
…まぁその話は今すべきでは無いか…気にしないでくれ
台本がないから時間が止まった。主役は一体どこにいってしまったのか
彼らの話し合いは長い間続いていくように感じた…だが
「…村娘は…どうなんだ」
ここにいない主役が話題に上がった
行方不明な彼女なら可能なのかもしれない…
人形達は何故か笑っていた
_____刹那。
どこからか悲鳴が聞こえた
言い争う住人達もピタリと静まり返る。
それは疑惑の主役の声だった
彼らは駆けつけた。そこにいたのがわかっていたように迷いもなく
そこにはいくつもの棺が置かれていた
立ちすくむ村娘に皆が話しかける
…まるで何かを見通すように
彼女は人形達を突き飛ばした。軽い人形達は簡単に落ちていく
逃げる村娘を追って行く住人達
少女人形「イタイヨ!」
奥方「無事だったのね…良かった」
少女人形「村娘サーン!遊ボーヨ!」
返事はなかった…でも皆がそこにいるはずの村娘に話しかけた
…だが
少しすると彼女はこっちに向かってきた。不思議に思った住人達は少しずつ彼女に近づいた
彼女の手には、あの時計の針がナイフのように握られていた
「逃げろッ!」
蜘蛛の子を散らすように逃げる役者達…しかし狂ってしまった主役にはかなわなかった
どんどん倒れていく役者達
一人になってしまった主役
独りぼっちの主役…倒れた愛する住人達を見てハッとした…彼女はこういうことをやりたいんじゃなかった…ただ帰りたかっただけなのに…そう皆で
村娘「違う…違うッ!これはホントのENDじゃない!」
我に返った村娘。でももう遅い
台本通りやったことだけが真実だとは限らない
さぁ、Crazy∞nighTは終わりだ
幕は下がっていく
全てを壊した彼女は、1人で泣いたのだった…
ーーーーーーーBADENDーーーーーーー
________________Crazy∞nighT→Twilight ∞ nighT
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイン - ありがとうございます!楽しみにしています! (2019年8月15日 0時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» 了解しました!多分続編で書かせて頂くことになると思いますが、気長にお待ちください! (2019年8月13日 11時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 「闇色アリス」と「十三番目の黙示録」をお願いします (2019年8月13日 11時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - モモンガさん» リクエストありがとうございます!「アスノヨゾラ哨戒班」ですね!了解しました! (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» あと魔女の物語はこれで終わりです!中途半端で申し訳ない!あと朝は間違ってレインさんに返信してしまいすみませんでした!消しとくんで見て見ぬふりお願いします(´>∀<`;) (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だいだらぼっち | 作成日時:2018年6月13日 17時