２話 ページ15
村娘「ふぁ〜」
眠たそうに目をこする村娘
村娘「ん…？」
村娘(何か…変)
窓の外を見るとその違和感の正体にすぐ気がついた
村娘「朝が…来ない…？」
少女人形「秘密ヲ…」
少年人形「教エテアゲルヨ…？」
双子人形「「時計ヲミテゴラン…☆」」
息ピッタリに人形たちが芝居じみた機械的な動きで大きな柱時計を指し示した
村娘はあたりが暗くなるように感じた。まるで柱時計しか見えないような感覚に陥った
私がここに来た時から変わらない針。一向に明るくならない窓の外…。今となっては不気味に感じる双子人形のガラス玉のような目がいっそう不安を掻き立てる。
村娘(怖い…嫌だ…！)
怖気付いた村娘は思わず一歩後ずさった
村娘(逃げなきゃッ！)
でも何処へ…？
村娘は走った。がむしゃらに…無我夢中で…
村娘(行き止まり…！)
どうすればいいのか…パニックになった村娘は、体が冷えるような感覚になった。いいようもない感覚。恐怖心と既視感とが混ざり合う。
村娘(知ってる…)
おもむろに手を伸ばした。何の変哲もない壁のはずだった。…しかし、押すと凹んだのだ。村娘の力は決して強いものでは無い。少し経つと何も無かったはずの壁から扉が現れた。隠し扉だった。村娘は驚かなかった。何かに取り憑かれたように隠し扉の奥の階段を降りていった。
しかし、その奥にあったものは棺の山だった…！
村娘「キャー！」
悲鳴をあげた村娘。こんなジメジメとした所に並べられてる8つの棺
扉が開く音がした
七つの足音が階段を降りる音がする
何かを焦るような足音はどんどん村娘に近づく…
奥方「あらあら…」
奥方は何かを憂いるように呟いた
主人「見てしまったね…」
主人の静かな声色は村娘を見つめて離さない
少年人形「Danger！！dangeR！！」
危険だと叫ぶ少年人形は何を考えているのか…
メイド「怖がらないで？♪」
軽い口調のメイドはとても笑っていた
少女人形「Where are you goinG？？」
いつもと変わらない笑顔の少女人形の目は真っ赤に光っていた
執事「何処へ行くのです？」
昨日と別人のように冷たく放った執事
「「お待ちなさい」」
逃げ道は塞がれていた。
ここから逃げるには強行突破しかない…そう考えた村娘は双子人形を階段に落として下ヘ続いていく階段を下った。
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レイン - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2019年8月15日 0時) (
レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» 了解しました！多分続編で書かせて頂くことになると思いますが、気長にお待ちください！ (2019年8月13日 11時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 「闇色アリス」と「十三番目の黙示録」をお願いします (2019年8月13日 11時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - モモンガさん» リクエストありがとうございます！「アスノヨゾラ哨戒班」ですね！了解しました！ (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
だいだらぼっち(プロフ) - レインさん» あと魔女の物語はこれで終わりです！中途半端で申し訳ない！あと朝は間違ってレインさんに返信してしまいすみませんでした！消しとくんで見て見ぬふりお願いします(´>∀<｀;) (2019年8月13日 9時) (レス) id: 9c79bb32af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいだらぼっち | 作成日時：2018年6月13日 17時
