転機 ページ36
【亜嵐side】
きたかー、とうとう。
まあ覚悟はしてたんだけどさ。
広臣「亜嵐。」
複雑な足取りでオフィスに向かって歩いてると、
自販機の前でコーヒー飲みながら、俺に向かって手招きしてる臣さん。
広臣「どこだって？」
亜嵐「…上海でした。」
広臣「あーやっぱり。
まあ1番可能性高いと思ってたけどな。」
ですよね。
うん。俺もそーだろうなとは思ってました。
あーでもやっぱ行きたかったなアメリカ。
まぁ
とうとう海外転勤の内示が出たわけで。
ついさっき人事部に呼び出されて
その話されてきたとこ。
亜嵐「しかも、再来月からっすよ。ちょっと急すぎません？」
広臣「は？引き継ぎどーすんだよ。」
亜嵐「…臣さんに丸投げ(笑)」
広臣「ふざけんなよお前(笑)」
いや、まじでどうしよ。
顧客とか仕事の引き継ぎでしょ。
引越しの準備とか、色々して。
再来月ってことは、来月の末とかには上海に行かないといけないわけだし…。
A、なんて言うかな。
広臣「とりあえず、彼女に早く言ったほうがいいんじゃね？
連れていくんでしょ？」
亜嵐「うーん…そうっすね。」
来てくれる…よな。
この前そういう話もしてるし。
うん。
あの反応は大丈夫でしょ。
言うなら早いほうがいいよなーって
スーツの内ポケットからスマホ取り出す。
亜嵐「あれ？」
Aから着信入ってる。
珍しーな仕事中に。
電話していいすかって一言断って、臣さんから少し離れてから発信ボタンを押した。
『もしもし？』
亜嵐「え、出るのはやっ。
あれ。今休憩中？」
『ううん、家。今日休んだの。』
亜嵐「えっ、どした？」
『…ちょっと、風邪ひいちゃって。』
コホコホ、ってしんどそうな咳が聞こえてくる。
珍し。
あんまり体調崩したりしないのに。
大丈夫かな。
『あのね、亜嵐くん。』
亜嵐「ん？」
今日仕事帰り家寄るか、なんて考え巡らせてると
少し間があって
Aが小さく息を吸うのが聞こえた。
『…一緒に、住みたい。』
亜嵐「…えっ？」
『亜嵐くんと一緒に住みたい。
…だめ？』
.
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りな(プロフ) - はじめまして！久々にすごく引き込まれるお話です！玲於くんと彼女さん、亜嵐くんがどんな答えを出すのかドキドキしてます。更新楽しみにしてます(^^) (2018年6月5日 2時) (
レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - ぴなたまごさんこんにちは！久しぶりに更新されてほんとに嬉しいです（ ; ; ）ぴなたまごさんの作品全作読ませていただいているのですが玲於くんファンってこともあって全部好きです！！このお話も大好きなのでこれからも更新たのしみにしてます！頑張ってください！ (2018年6月3日 10時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - やっぱりすごいです、お話に引き込まれます。更新…！嬉しいです。また続きを楽しみに待たせていただきます！ (2018年6月1日 20時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
reona(プロフ) - 更新されてないみたいですが、何かあったのでしょうか？更新楽しみにしてます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a813d90c31 (このIDを非表示/違反報告)
ももぷりん(プロフ) - 会いに来てください〜！うぇるかむです！大好きですこのお話（ ; ; ）更新来るたび飛び跳ねてます！ぴなたまごさんのお話全作好きです、玲於くんと結ばれたらいいなあ、、 更新楽しみにしてます！がんばってください ！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴなたまご | 作成日時：2017年8月19日 15時
