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あれから約2週間が経った。
今目の前にある黒い馬車を眺める。
夜に迎えにきたせいなのか真っ黒で闇に消えていきそうだった。
キィという音を立てながら、扉が開いた。
荷物を持って中へ入っていく。
先程まで冴えていたにも関わらず、だんだん瞼が落ちていく。
そして、完全に意識は闇の中に消えていった。
♦ ♦ ♦ ♦
目を開けているつもりではあるが、目の前が真っ暗なことに少し違和感を持ちしばらくじっとしている。
暗闇に目が慣れてきたのか、少しずつ周りがはっきりしてきた。
そういえば、棺桶の中から出てくると聞いたことがあった。
？「これが最後になりますね」
獣人のせいか棺桶越しでもはっきりと声が聞こえた。
どうやら私が最後だったらしい。
一気に目の前が明るくなり、眩しさに顔を顰めてしまった。
？「お待ちしておりましたよ。A・マーガレットさん」
目の前には、テレビで何度か目にしたことのある顔で、このナイトレイブンカレッジの学園長である、ディア・クロウリーだということはすぐに分かった。
むくりと上半身を起こす。
『この度は女性であるわたくしをこの学園に入学を可能にして頂き、誠にありがとうございます。』
ｸﾛｳﾘｰ「いえ、こちらこそ偉大なユニーク魔法をご使用できるAさんが我が校に入学して頂けるなんて、とても光栄ですよ」
ｸﾛｳﾘｰ「それでは、早速ですが闇の鏡の前で寮分けを行っていただきます」
クロウリー先生に言われた通りに、闇の鏡の前まで行き、自分の名前を名乗った。
移動している途中、視界の端に、今すぐにでもこちらに駆け出してこようとしているレオナが、先生らしき人たちに押さえつけられているのが見えた。
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rata.(プロフ) - 久しぶりに神小説見つけたー！続き待ってます！ (8月11日 12時) (
レス) @page8 id: 5fd90af7d6 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - 続きが気になります！！更新まってます！ (8月7日 19時) (レス) @page8 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の狼 - え！止まってる！続きがめちゃくちゃ気になりますゥゥ‼︎ (6月29日 0時) (レス) @page8 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
y - 続き待ってます！レオナのエスコートみたいです！ (2023年5月7日 15時) (レス) @page8 id: 6ae377e9b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてしょこ | 作成日時：2023年3月22日 15時
