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貴方side
数十分後。私たちは自己紹介(本名も)をした。
なぜか全員呼び捨て、タメのルールをつくられ、私たちは、今現在緊張している。
全「…(ごくり」
全員が唾を飲む。そう、緊張している理由は、天月が好きな人と話すため、私たちは廊下へ出たからだ。
…廃病院と一度意識してしまうと恐怖を感じる。
あ「…ほ、ほんとにいたんだよね…？」
あるふぁが小さな声で天月に尋ねる。
天「…いた。あれは、絶対にめいちゃんだよ。
見間違えるはずがない。」
真剣な顔でいう天月。それほど彼女のことが好きなんだろう。
…ズキン。
貴「…？」
胸が痛んだ。今のは…？
今は一人で考えるしかなかった。周りは緊張していたから、聞けるはずもないだろう。
キ「…」
私は、キヨがその様子を見ていたことも知らずに、探すことを懸命にした。
〜〜〜〜〜〜〜数分後。
キ「天月！居たぞ…！」
なるべく小さな声で言うキヨ。
30mほど離れたところに、天月の好きな人は居た。
天「…っ…めいちゃっ…」
ズルズルと音を出しながら這いずってくる彼女。話したい天月の気持ちもわかる。が、ここで襲われてはひとたまりもない。
そこでキヨが提案を出した。
キ「俺は（人1）と一緒にその部屋ん中入ってる。ふぁっきゅん天月と一緒に、行動してくれ。」
あ「了解。天月、気をつけてね。」
天「うん。…絶対に想いを伝える。」
ズキン。
また胸が痛くなる。どうして天月の恋を素直に応援できないのだろう。
キ「…（人1）、行くぞ。」
その瞬間、キヨが私の腕を引っ張る。隠れた部屋は物置でずいぶん狭く、キヨとの距離は数センチほどしかない。
キ「…なぁ、（人1）って天月のこと好きなの？w」
貴「…え？」
急にそんなことを聞かれる。なんてことだ。
キ「だってほら、さっき可愛〜く嫉妬しちゃったりさ？好きなのかなーってw」
貴「…そんな、こと…」
ない。
そうは言えなかった。キヨが私との顔の距離を縮めてきたからだ。
急に真剣な表情になるキヨ。不覚にもときめいてしまう。
ドクン、ドクン。
心臓の鼓動が早まる。
キ「…俺じゃ、だめですか。」
ドクンッ
胸が跳ね上がるような音がした。
胸が焼けるように熱い。天月とは違う感情。
…だけどキヨは、とても寂しそうな目をしていて。
貴「…キヨ…」
気づけば、彼の頬に手を添えていた。
キ「…っ！！」
瞬間、噛みつくように、求めるように彼は私にキスをした。
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ぽてとぺぺっく(プロフ) - keiさん» めいちゃんは天月くんの好きな子だから透明感ある感じにしたいなと考えていました…！ありがとうございます！ (2018年5月23日 19時) (
レス) id: 2a36117059 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてとぺぺっく(プロフ) - 猫さん» わ〜ありがとうございます！ゆっくり更新ですが頑張ります！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 2a36117059 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてとぺぺっく(プロフ) - (´-ω- ` )さん» ありがとうございます励みになります…！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 2a36117059 (このIDを非表示/違反報告)
kei - めいちゃんいい子！！！！！！更新頑張ってください！！！！ (2018年5月19日 15時) (レス) id: 90565709b6 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 初めまして、1から読みました、続きが気になります！更新o(・`д・´｡)ヵ゛ﾝﾊ゛ﾚ ！ (2018年5月18日 16時) (レス) id: 48ca891eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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