七話 ページ7
side 紗江
「やっとお昼ご飯や！」
「柊和走らんといてって！」
私と大晴とは違うクラスの二人がお弁当を持って庭にやってきた。
やっほー、なんて走っても平気そうにする柊和とは対照的に息切れしてるA。
どんだけ走ってきたんや、って大晴がツッコミをいれる。
「さすが柊和。ゴリラやな。」
「誰がゴリラや！」
私のボケにゴリラのモノマネで返してくるもんやから思わず笑ってしまった。
「うわ、お弁当すごいな！さすが紗江やん。」
「そうやろ？今日はちょっと上手くできたんよ。」
お手製の自慢の手作り弁当をAに自慢してみる。
良いな、私もそんな女子力欲しいわなんて呟く。
私からしたらとっても貴方が羨ましいのだが。
「言うてさ、Aも美味しそうに出来てるやん？」
「でも、紗江みたいにそんな見栄えも味も良くないで？」
「俺はAの卵焼き結構好きやけど？」
「あ、ありがとう。」
柊和の言葉に照れるA。私なんかより凄く可愛い。
柊和もやっぱりAみたいな可愛らしくてボブカットの子が好きなんかな。
やとしたら正反対やな、私。
「………えらい暗い顔してるけど、どないした？」
横に座っていた大晴が、私の様子に気づき声をかけてくれた。
「ううん、いける。大丈夫大丈夫。」
「ふーん……そっか。」
それ以上は何も聞かずにそっとしておいてくれた。
何年思い続けたとしても、柊和は私の気持ちに気付いてくれない。
だって、柊和はAのことが好きやもん。
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ぽてとさらだ。(プロフ) - しょあさん» ありがとうございます！遅い更新ではありますが、これからも応援していただければ幸いです(*´∇｀*) (2017年9月25日 23時) (
レス) id: 76c183b493 (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - すごくおもしろくて続き気になります！ (2017年9月25日 20時) (レス) id: a32bcb43cc (このIDを非表示/違反報告)
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